
受賞者
経済産業大臣賞は、Nintendo Switch 2に
ゲーム産業の発展に寄与した人物などに贈られる経済産業大臣賞は、Nintendo Switch 2が受賞となりました。
2025年6月5日の発売に先駆け、4月に詳細な仕様や発売日、予約による販売方式が発表されると国内外で大きな話題に。
ユーザーフレンドリーな価格設定とハードとしてのクオリティの高さが支持され、発売後4日間の世界での販売本数は任天堂のゲーム専用機として過去最高の350万台を超え、6月の累計販売台数は582万台を記録。
任天堂の専用ゲーム機として日本国内・欧米のみならず、タイやシンガポール、フィリピンといった東アジア圏でも初めて発売されるなど、日本の家庭用ゲーム産業の発展に貢献された点が評価されての受賞となりました。
表彰内容と選考基準
対象者
近年のゲーム産業の発展に寄与された人物、制作チームなどの団体、プロジェクトを対象に選考、表彰を行います。
選考基準
以下の基準に基づき近年のゲーム産業の発展に寄与された人物、制作チームなどの団体、プロジェクトを対象に選考を行います。人物を対象とすることから、団体の定義については、人物の特定ができない会社などの団体については、除外するものとします。
- 優れた作品を創造することにより、ゲーム産業の発展に寄与・貢献していること。
- 新たな表現、技術などを用い、ゲーム産業の裾野を拡大していること。
- 海外作品の日本版移植作品も含みます。
表彰
経済産業大臣賞(1名、1団体、1プロジェクトのいずれか)
審査方法
近年のゲーム産業の発展に寄与された人物、制作チームなどの団体、プロジェクトを日本ゲーム大賞各選考委員より個別に推薦いただき、選考委員会にて審議の上、受賞を決定するものとします
過去の受賞者
プレイステーション
1994年に発売され、今年12月に30周年を迎える初代プレイステーション。
メディアにCD-ROMを採用し高騰するソフトの価格を下げ、さらにはレコードショップやコンビニなどの新たな販路を活用することで、ゲームファンの層を広げるとともに、さまざまなゲームメーカーやタイトルの参入により一世を風靡、ゲーム市場に大きな変化をもたらしました。
テクスチャーマッピングによる3Dグラフィックを実現した次世代高性能ビデオゲーム機として、開発者の表現の可能性を広げるとともに、新たなゲーム体験をファンに届け、据え置き型としては初めて、世界累計出荷台数が1億台を超える一大ベストセラーになるなど日本のゲーム産業の発展に貢献。
また現行のプレイステーション5に至るまで、30年の長きにわたり産業をけん引されてきた点も評価されての受賞となりました。

ファミリーコンピューター
8ビットCPUを搭載した家庭用カセット式ビデオゲーム機として1983年に発売され、今年40周年を迎えたファミリーコンピュータ。
本体をテレビに接続して、カートリッジを差し替えるだけで、様々なゲームを誰でも気軽に楽しむことができる画期的な製品。これまで発売されたタイトルは1,000以上。
単なる玩具としてのヒット商品に終わることなく、現代にいたるまでの40年にわたり発展し続ける世界のゲーム産業の礎を築いた点。そして、多くの作り手や遊び手を生むなど、ファミリーコンピュータなくしてゲーム産業の発展はなく、新たな産業の創出と発展における、その多大なる貢献が評価されての受賞となっております。
