今回のテーマ「流」を「ベルトコンベア」で表現するというのは
企画的にはかなりベタなものではあると思います。

こういうゲームなんだろうと想像して、プレイを始めたところ、
その想像した内容ではあったものの、これを1人で作ったというところに驚きました。

もっと多くの人と開発を進めることで、できることもたくさんあると思うので、
より面白くするのに手段を選ばず進めることも考えると、よりよくなるのではないかと思いました。

今後の伸びしろがかなりあると思います。
がんばってください。


株式会社 セガゲームス　　細山田 水紀

自陣の工場で作ったロボットを、ベルトコンベアに乗せて送り出し、
相手のロボットや工場を破壊する陣取りゲーム。

2回連続で攻撃ができるターン制を採用。
その攻撃方法は、ベルトコンベアの動きを変える、ロボを動かす、の2種類。

相手の動きとベルトコンベアの向きを読みながら、2回の攻撃で、
いかに攻めるかが攻略のポイント。

でもベルトコンベアの動く方向はランダムで、思うようには進めません。
時には熟考して、プレイする指が固まってしまうことも。。。

親しみやすいグラフィックと、分かりやすいルールながらも先が読みにくい
高度な戦略性を持った個性豊かな作品です。

この度は、誠にありがとうございます。

日本ゲーム大賞 アマチュア部門で、私の作品を選んでいただけたことは、
自分の糧とし、今後の制作活動により一層、力を入れていきます。

しかし、私は今回の受賞で満足したわけではありません。

ゲームは賞を取るためではなく、人を楽しませるためにあるものだからです。
ゲームは人の感情を揺さぶる手段です。私はそれを、ある人から教わりました。

これからも、面白さとは何なのか？ゲームとは何なのか？
この、ゲームに対する考えの芯を忘れないで持ち続け、磨き続け、
世界に羽ばたくゲームクリエイターになることを目標に、
これからもゲームと真摯に向き合っていきたいです。

とはいえ、嬉しく思う気持ちは事実です。
このような形で作品を評価して頂けたことを、非常に光栄に思います。

私を支えてくれた、親や、仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。
今回は、本当にありがとうございました。