受賞作品年間作品部門

ゲームデザイナーズ大賞

ゲームデザイナーズ大賞文字遊戯

作品概要

作品イメージ01

作品イメージ02

タイトル 文字遊戯
発売日 2025/08/07
価格 3,600円(税込価格)
プラットフォーム Steam / Nintendo Switch / PlayStation®5
販売元 フライハイワークス株式会社
発売元 フライハイワークス株式会社
開発元 Team9 / 株式会社エスカドラ
URL https://store.steampowered.com/app/2343610/_/
コピーライト表記 ©Team9 ©Flyhigh Works

ゲームデザイナーズ大賞 選考理由

『文字遊戯』は、登場人物や背景なども含めてすべて文字で構成されており、昔のノーマルキャラクターで遊ぶPCゲームを彷彿とさせる作品です。
読み物として単純に文字列が並ぶのではなく、配置が情景やフィールドを表し、キャラクターのように動きます。
その中で主人公である”我”はテキストの意味や文脈、展開を改変して進みます。
独創性を第一に考えるゲームデザイナーズ大賞において明らかに他には見られない、一目で違いが判るこの作品は、タイトルを絞って行う第二次審査の得票数も圧倒的でした。
さらに驚くべきことは、日本語でしか成立しない内容に見えて、繁体字中国語からのローカライズ作品です。
移植にも高度な技術と工夫を要したことと思います。
生まれ難く、真似できない本作は、最後のゲームデザイナーズ大賞授賞にふさわしい作品だと考えます。

この作品について

文字が全てを構成するシン・テキストアドベンチャー

【遊戯紹介】
「文字遊戯」は、遊戯者が「我(ワタシ)」を操作し、文字だけで構成された世界で勇者となり世界を救う「シン・テキストアドベンチャー」です。
「文字」が全ての鍵を握ります。

とある場所では「門」を見つけて脱出したり、「不明瞭」な事を「明瞭」にしたり、時には文字を合体したり分離したりして、行く手を塞ぐ難題を解決していきます。

【物語紹介】
窓図暦二一〇二年。魔竜が王都に襲来した。
それが、五大陸の悪夢の始まりだった……。

ここは勇者の村。そして我(ワタシ)は新たなる勇者。

まず我に課された任務は、三人の師匠から命じられた試練を乗り越え、三つの聖なる道具を手に入れ、そして魔竜討伐の旅へと向かう事。

……本当にそれだけで済めばいいが……。

作品イメージ03

作品イメージ04

ゲーム制作者のコメント

皆さま、こんにちは(こんばんは)。私は『文字遊戯』の総合プロデューサー、張文韋(チャン・ウェンウェイ)です。

まず、『文字遊戯』にかかわったすべての関係者に感謝を申し上げたいです。Team9に集った私を含む6人のコアメンバー:黃威愷、陳育律、邱梁鈞、張文瀚、黃鎮洋、そして中国語版のパブリッシャーindienova、また、日本語版の制作とパブリッシングを担当したフライハイワークスさん、ESQUADRA(エスカドラ)さん。ありがとうございます。

私は、台湾で子供のころから日本のゲームを遊んで育ちました。日本語を習得することまではかないませんでしたが、その代わりに「ゲーム」という楽しさに関する言語を学びました。

「ゲーム」という言語は、言語の壁を越え、モニターから送られてくる視覚的な信号とサウンドで、私たちに手に汗握り、驚いたり、叫んだり、感動したり、涙を流すような体験をさせてくれました。この、楽しさに関する言語は、私たちに自由に様々な楽しさを探し出すマインド、楽しさを作り出す能力を培ってくれました。おかげさまで、カメの甲羅を見たらキックしたくなる気がするし、バナナの皮を見たら踏んでみたくなる気がします。

日常で使っている言語と、楽しさに関する言語が交差した時に、私たちは中国語の中に隠されている楽しさの可能性に気づきました。タピオカミルクティのカップに書かれていたくだらないダジャレから、文字を中心とした大冒険を描くことができました。

この楽しさに関する共通言語を通じて、世界中の開発者とユーザーと遭遇し、一緒に楽しさを共有できることを、とても幸運に思います。

最後に、「ゲームデザイナーズ大賞」をいただけたことを、改めて感謝いたします。これは私たちにとって、この上ない光栄なことです。

ありがとうございました!


皆さん、こんばんは(こんにちは)
『文字遊戯』の日本語化を担当いたしました。フライハイワークスの黄と申します。

今回は、このような賞を頂きまして誠にありがとうございます。4年前、原作のTeam9さんから日本語化の打診をいただいたとき、心の中では「正直ムリじゃないか?」と思っていたのですが、原作をプレイした結果「これは何とか日本語化して日本のユーザーさんにもプレイしてもらわなければいけない」と気持ちが変わりました。グローバル化が叫ばれるこの時代に、いろんな意味でとんでもない逆張りの大冒険をすることになったのですが、最終的にこのような賞をいただくことができて、本当にうれしいです。

原作のTeam9さん、移植及び大幅な作り直しに付き合っていただいたエスカドラさんにはもちろん改めて感謝なのですが、このような機会をいただいた主催者さん、そしてこの作品を見つけていただいた審査員の皆さまに感謝を申し上げたいです。

遊びきれないこの物量の時代ですが、そんな中でも『文字遊戯』は唯一無二のゲームだと思っております。日本語という「文字」がわかるからこそ楽しめるこの「遊戯」、そして「ビデオゲーム」だからこそできる表現をぜひ皆さんにも体験していただけたら幸いです!

本日はありがとうございました。