受賞作品経済産業大臣賞

経済産業大臣賞は、プレイステーションに


ゲーム産業の発展に寄与した人物などに贈られる経済産業大臣賞は、プレイステーションが受賞となりました。

1994年に発売され、今年12月に30周年を迎える初代プレイステーション。

メディアにCD-ROMを採用し高騰するソフトの価格を下げ、さらにはレコードショップやコンビニなどの新たな販路を活用することで、ゲームファンの層を広げるとともに、さまざまなゲームメーカーやタイトルの参入により一世を風靡、ゲーム市場に大きな変化をもたらしました。

テクスチャーマッピングによる3Dグラフィックを実現した次世代高性能ビデオゲーム機として、開発者の表現の可能性を広げるとともに、新たなゲーム体験をファンに届け、据え置き型としては初めて、世界累計出荷台数が1億台を超える一大ベストセラーになるなど日本のゲーム産業の発展に貢献。

また現行のプレイステーション5に至るまで、30年の長きにわたり産業をけん引されてきた点も評価されての受賞となりました。

経済産業大臣賞の設立趣旨

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会では、コンピュータエンターテインメントをひとつの文化として捉え、その振興を図るとともに、コンピュータエンターテインメント産業の発展に寄与することを目的に1996年より、本表彰制度を開催、今回で28回を数えます。

日本ゲーム大賞は、これまで「年間作品部門」「フューチャー部門」「アマチュア部門」の3つのカテゴリーにおいて、優れたゲームソフトの選考・表彰を行ってまいりました。

2008年より、これまでのゲームソフトのみを対象とする表彰制度から、産業発展に寄与された人物・団体などを対象とする「経済産業大臣賞」を新設。
産業を支えるゲームソフトと人物・団体の両面を対象とする”より開かれた意義ある表彰制度”として開催しております。

経済産業大臣賞の選考基準

優れた作品を創造することにより、ゲーム産業の発展に寄与された方、 また新たな表現、技術などを用い、ゲーム産業の裾野を拡大された方などに贈られます。
なお、選考対象は人物・団体などとしております。