受賞作品アマチュア部門

アワード_01

佳作Alice in WindowLand

作品概要

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タイトル Alice in WindowLand
プラットフォーム PC
学校名 名古屋工学院専門学校
受賞者名 ダイナマイトKOYO's

佳作 選考理由

PCに触れたことがあれば誰でもなじみのある操作をフィーチャーして、ゲームに落とし込んでいる点を大きく評価しました。

4辺を引き延ばしたり縮めたりする単純な行為を、アリスのアクションやさまざまなステージギミックと組み合わせることで、オリジナリティの高いパズルアクションとして成立させている点は見事だと思います。

誰でも知っていることを新しい体験に昇華させた、非常に素晴らしい作品です!

また、ビジュアル、世界観創りも秀逸です。背景にデスクトップを透けさせたり、エクスプローラー風のユーザーインターフェースとすることで、アリスの探索する世界がたしかに各個人のデスクトップの一部となっていました。

それが、ゲームの世界観に寄与しているだけでなく、「ウィンドウを操作している」という「感触」を強調しています。

一方で、伸びしろと感じる部分があったのも事実です。キーボードでの操作性やUIの利便性など、細かいストレスがゲームの本質と違うところで疲労感を高めてしまっていました。

また、世界観にあわせてか全体的におとなしめの印象ですが、ステージクリア時など、要所でユーザーのモチベーションやテンションをゲーム側からより盛り上げ抑揚をつけることで、ゲーム全体の「感触」がより向上するのではないかなと思います。

昨今では、PCよりもスマートフォンやタブレットが世間では圧倒的に身近な存在となっています。

後者をターゲットにした場合、みなさんならどういうコンセプトで作品を作っていたのか、といった興味や期待を抱かせてくれる良い作品だったと思います!

今後も発想とその実現力を磨き、ますますのご活躍を期待いたします。このたびは、受賞おめでとうございました!

株式会社コーエーテクモゲームス 岩田 隼人

この作品について

パソコンに迷い込んだ主人公「アリス」を操作して脱出を目指す不思議な2Dパズルアクションゲーム。

ウィンドウの拡大、縮小という誰もが慣れ親しんだ操作の「感触」に注目した作品。

舞台となるのはプレイヤーがゲームを起動したパソコンのデスクトップ。最初から見えている範囲がステージの全容とは限りません。ある時はウィンドウを広げて隠された扉や鍵を発見したり、またある時はウィンドウを縮めて「アリス」の通り道を確保したり。

「アリス」の操作とウィンドウ操作をシンクロさせることが攻略のカギとなります。

ステージ選択画面はエクスプローラーのようなUIを採用するなど、パソコンを操作したことがある人なら、お馴染みの画面とアクションをゲームとして落とし込んだ、オリジナリティあふれる作品です。

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ゲーム制作者のコメント

この度は、日本ゲーム大賞アマチュア部門佳作を頂きありがとうございます。

今回の受賞におきまして、開催してくださった関係者の方々、評価してくださった審査員の方々に心から感謝申し上げます。

独創性のある遊びを提供することや魅力的な世界観づくりは、この作品を制作した際の大きな目標でした。それらを審査員の方から高く評価していただき、楽しんでいただけたことを光栄に思います。

この目標を実現できたのは、チーム全員が同じ志をもって制作に取り組むことができたからだと思います。この場を借りて、一緒に頑張ってくれたメンバーや支えてくださった先生方に感謝いたします。

今後はこの経験を活かし、より良いゲームを作れるよう精進して参ります。

本当にありがとうございました。