発表授賞式

講評

カドカワ株式会社 取締役 浜村 弘一

率直な感想を申し上げますと、ようやくハイエンドゲーム機対応の
タイトルが出揃ってきたと強く感じました。

今回の受賞作品をご覧いただければ分かりますが、
10作品中8作品がハイエンド対応タイトルとなっております。

海外では、ハイエンドゲームが記録的なスピードで普及して
おりますが、日本では携帯ゲームが中心となっており、
そうした中で、これだけハイエンド対応ゲームが、
受賞作品に名を連ねたというのは注目に値すると思います。

比較的短い周期で発売されるナンバリングタイトルの新作、
そして、構想10年以上という作品が、ちょうどこの年末から
年明けにかけて、続々と発売されます。

惑星直列という言葉がありますが、例えるならそのような感じで、
ビッグタイトルがずらっと一遍に並びます。
恐らく、強烈な引力が発生すると思います。

そこに来て、ハイエンドゲーム機に対応する新デバイスの発表もありました。
この引力によって、ゲーム市場は、年末年始に大きく伸びるのではないかと思います。

今回、そのゲーム機の未来を象徴するVR系のタイトルも、「フューチャー部門」受賞作品に選出されております。
また、携帯ゲーム機でも、新基軸のICカードを使うタイトルや、ビッグタイトルをRPG化したタイトルも選ばれて
おります。

この選考を行う中で、年末年始は面白いゲームが市場を引っ張ってくれると、非常に大きな期待を感じることが
できました。
私自身、楽しみに待ちたいと思います。

ありがとうございました。

経済産業大臣賞
年間作品部門
ゲームデザイナーズ大賞
フューチャー部門
アマチュア部門