ただ今、ご紹介をいただきました経済産業省商務情報政策局コンテンツ産業課課長補佐の高橋と申します。
本日、残念ながら課長の髙木が他用にて出席がかなわず、代わって出席させていただいております。
まずは、日本ゲーム大賞2019 発表授賞式がこのように盛大に開催されることを、心よりお喜び申し上げます。また、経済産業大臣賞をはじめといたしまして、グローバル賞、ベストセールス賞、特別賞、ゲームデザイナーズ大賞、優秀賞、大賞の各賞を、本日ここで受賞される皆様方に、心よりお祝いを申し上げます。
ゲームをはじめとするコンテンツ消費の傾向は、スマートフォンの普及ですとか、インターネットの通信速度の向上により、これまでは決まった時間に決まった場所で消費していたものが、自分の好きな時間に好きな時間で、いわば自由に消費できるものへと変化をしてまいりました。
これはコンテンツの時代の到来であると見て取ることもでき、質が高く創造性に富んだ多様なコンテンツが世界を席巻していくという環境へと変化していると言えます。
こうした状況の中で、フロントランナーとして日本を常に牽引、変革し続けているのが、このゲーム産業です。
テクノロジーの進展により、時間や場所を問わず、瞬時に世界中の人たちとつながることができるようになっています。また、本日の基調講演でのお話にございましたが、5Gの到来といった側面も持っています。
私もユーザーの一人として実感しておりますが、仲間と一緒に共に楽しむ、いわゆる共体験といったものが、ゲームの可能性を一層引き出しているという見方もできます。
またゲームの楽しみ方自体も、カジュアルなものからeスポーツなど競技性の高いものに至るまで、幅広く多様なものが世の中に出てきています。
このように常に変革を続けるゲーム業界において、その変革を生み出す源泉となる優れた作品や人物を表彰、発掘することは大変重要だと考えており、こうした観点からもこの日本ゲーム大賞の存在は非常に意義深いものであると考えております。
本日、ここに経済産業大臣賞をはじめ各賞を受賞される皆様方におかれましては、世界中の人々に親しまれる、多様なゲームの制作に取り組まれるとともに、テクノロジーの進展やクリエイティブな発想を活かした新しいビジネスを創出いただき、日本のコンテンツを世界に発信するリーダーとして、一層ご活躍されることを期待しています。
また、本日の受賞作品をはじめといたしまして、日本のコンテンツはクールジャパンと呼ばれ、海外からも大変注目を集めています。
政府といたしましても、日本の魅力を世界に発信するクールジャパン戦略の一環といたしまして、コンテンツの海外展開を強力に推進しております。
今後の日本では、ビッグイベントが続々と開催されます。
ご承知のとおり、まずは来年2020年に東京オリンピック・パラリンピックがございます。続いて6年後の大阪で、2025年国際万国博覧会が開催される予定となっており、世界中の視線が日本に集まっています。
こうした状況の中で、ゲーム産業が日本のコンテンツのフロンティアを引き続き、切り開かれるとともに、業界の皆様方が中心となって、日本のコンテンツ産業全体を一層強く牽引いただくことを期待しております。
最後になりますが、本日、これから表彰を受けられる方々をはじめといたしまして、ここにお集まりの皆様方のますますのご活躍を祈念いたしまして、私からのご挨拶とさせていただきます。
本日は誠におめでとうございます。ありがとうございました。