ビクトリア朝をベースにした世界観と、美しいグラフィック、
シームレスに展開するバトルなどに期待が寄せられての受賞となりました。

舞台はビクトリア時代。
産業革命後の栄華を誇る“もう一つのロンドン”。
この世界では、はるか昔に進化の途上で人類から分かれた
“半獣”と呼ばれるモノが存在する。
“半獣”は、強靭な肉体と恐るべき回復力を持ち、
人類の天敵として人々から恐れられてきた。
だが、あるとき戦いに生涯を捧げることを誓った勇気ある人々が
騎士団を結成する。
騎士団は“オーダー”と呼ばれ、
以来、数世紀にわたり“半獣”との戦いを続けてきた。

時は流れ、19世紀末ロンドン。
産業革命と科学の発展が戦いの流れを変えた。
これまでにない威力の武器を手に入れた人類は歴史上初めて優位に立つ。
だが、同じ頃、新たな脅威が騎士団を襲う。
大英帝国への大規模な反乱である。産業革命の影響に苦しみ階級間の格差に憤る市民が蜂起したのだ。
新旧二つの敵により、騎士団はこれまでにない苦境に陥っていた。

この度はこのような賞をいただき本当に嬉しく思います。
今回開発会社Ready At Dawnのディレクター、ルーが来日していて
来日中にたくさん話をするなかで何度も出てきたのが、彼らの作品とクオリティにかける信念と情熱でした。

Ready At Dawnはこれまで「ゴッド・オブ・ウォー」のPSP版などの制作を手がけてきましたが、
今回は完全新規IP開発ということで、彼らにとっても新たなチャレンジであり、
リスクを承知で外部のミドルウェアやツールを極力使わず開発に挑んでいます。

その彼らの思いを伝えるべく、JAPANスタジオのローカライズチームでもスペシャルチームを結成して
日本版制作に力を注ぎ込んでいます。

ビクトリア時代という設定であったり、円卓の騎士や半獣と呼ばれる存在が登場するストーリーと
日本人好みの内容になっていますので、ぜひ2月の発売を楽しみにしていただければと思います。

本当にありがとうございました。


ソニー・コンピューターエンタテインメント JAPANスタジオ
プロデューサー
谷口　新菜