「審査でありながら、ついつい続きをプレイしてしまう」
それこそがこの作品を端的に表しているといえるでしょう。
ゲーム内容は「5歩しか歩けないロボットを他のロボットに隣接させて起動させ
リレーのように目的地を目指す」というシンプルなもの。
ただ、その中毒性は想像以上に高いです。

また、単純にロボットを1体ずつ操作するだけでなく
「歩数の残っているロボットを持ち上げて移動し、降ろしたロボットでさらに移動する」などの
ルールにより、「わかりやすく、かつ戦略性がある」ゲーム性となっているのがポイントでしょう。

決して緻密なグラフィックではないものの、可愛らしく味のあるキャラクターにも好感を持てました。

トータルでみると、総合的な企画力がまとまった作品であると評価できると思います。
あとは、上記の内容にさらに“驚き”を与える斬新さなどが加われば
さらなる良作になる可能性を秘めていると感じました。


株式会社ＫＡＤＯＫＡＷＡ
千木良　章

停電となった工場が舞台。

予備バッテリーでは５歩しか動けなくなってしまったロボット達が
工場の電力を取り戻すアクションパズルゲーム。

仲間を持ち上げたり、降ろしたりしながら、リレーして協力しあい
制限歩数内で効率的に、如何に歩を進めるかがこのゲームのキーポイント。

小さくて可愛らしいロボットのキャラクター性と
パズルゲームとしての企画性に優れた作品です。

この度は受賞をさせていただきありがとうございます。
チーム一同受賞することを目標に頑張ってきましたのでとても嬉しく思います。

この作品は企画がなかなか決まらずに、他のチームと比べて進捗が遅く、苦労しました。
しかし、そんな中でもメンバーは諦めずに頑張ってくれました。
その上、他のチームの方々にも協力してもらい色々な方々に支えられた作品です。

会場では一般の方に試遊してもらっている姿を見てとても感動しました。
これからも沢山の方に遊んでもらえるゲームを作っていきます。