今回の日本ゲーム大賞アマチュア部門において
新しく設けられたテーマである「動き」に関して、階段を作るという動作で
「上下の動き」としてうまく取り込んでいる点が非常に素晴らしいです。

操作は「移動」と「階段を作る」というシンプルなものでありながら
上下の空間を使うというアイディアで奥深いゲーム性を実現しており
企画としての完成度が高いと感じました。

またゲームバランスもうまく作られておりパズルの醍醐味である「自分の頭を使う」ことを
心地よいタイミングで味わうことが出来、一プレイヤーとしても非常に楽しめる作品でした。


株式会社ディー・エヌ・エー
佐々木 悠

平らに並んだ足場を上下に動かし階段を作って
主人公のヒカリちゃんをゴールまで導くアクションパズルゲーム。

主人公が可能なアクションは足場を階段状にしての上り下りだけ。

異なる特性を持った赤と青の足場を使って
ゴールにピッタリ届くよう計算しながら階段を作ります。

単純に階段を上に組むだけなく、意図的に下げるなどの
応用技を使わないとクリアできないステージも。

単純なルールながら、奥深いゲーム性が特徴的な作品です。

このたび、日本ゲーム大賞アマチュア部門で優秀賞を受賞させていただきました、
BRIGHT CONNECTIONのチームリーダー塚田惇平です。

この企画は、チームメンバー全員で考え作ってきたのでこのような賞をいただけ大変うれしく思います。

この作品は「上下の動きによる道のつなげ変え」に注目したゲームです。
私は3Dのパズルゲームは面白そうなものが多いが、
どのように解けばいいかわかりにくいものがほとんどだと思っています。

しかし、このゲームは「上下の動き」に注目することで思考により答えを導くことができます。
この要素があるからこそパズルとしての深さを出すことができ
高いゲーム性を実現できるのだと私は考えます。

私はゲーム制作とは、「挑戦する」ことだと思います。
「どう面白くしていくか」を考え、より面白くするための挑戦をする人だけが
面白いゲームを作れるのだと思います。

少しでも面白そうになることを思い付けば失敗を恐れずに挑戦し続けましょう。