ゲームには「映像」「音楽」「ストーリー」「ゲームシステム」など
様々な要素はありますが、私個人として企画をたてる際には
それらのどこかに「今までにない驚き」や「今までにない楽しみ」が
存在する必要があると思っております。

ですので、当然作品の選考に関してもそういう視点が入ってしまうのですが
今回選ばせていただいた「FRAMING」は、フレームを動かすことで
ステージの状況が一変するというゲームアイデアが非常に斬新だと思いました。

一見進めない道が劇的な形で変化するシステムは
パズルを解く「達成感」と共に「新鮮な感動」を与えてくれます。

それに加え、グラフィクスに比重があったり、システムに比重があったり、というわけではなく
システムを盛り上げるための他要素も非常にバランスの良い形でまとまっており
１つのゲームとしてまとめる制作技術の高さも充分に感じることができました。

今回の「FRAMING」はまだまだ荒削りな部分も多いと言えますが
企画性という「ゲームの最もコア」な部分をアピールしようという心意気を感じる
良い作品だと思います。

今後も「今までにない楽しさ」を求めて制作頑張ってください。
今回は本当におめでとうございました。


株式会社セガ　寺田　貴治

タッチペンで、フレームを動かすと、ステージの形が変わる！
主人公のレミングをゴールの風船まで導くアクションパズルゲーム。

天地、左右がループ状に繋がるフレームを上手く活用したり
更には、タッチペンでフレームをスライドさせて、ステージを
広げたり、縮めて、隠されたルートを探し出す！

タッチペンを使った直感的な操作方法、フレームを動かすという
斬新な発想など、企画力と完成度の高い作品です。

この度大賞にご選考下さった全ての審査員様に御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。

始めは授業の一環としてスタートしたプロジェクトですが最後まで大変楽しく制作する事ができた作品です。

常に新しいアイデアを盛り込み、常に新鮮な体験を与えたい思いで制作しておりましたが、
その点をしっかり汲み取って下さった事は感謝の言葉もありません。

この度で、支えてくれたチームの皆さん。アドバイスをくれた先生や先輩達。
切磋琢磨して共に大賞を目指した同級生の皆さんにも感謝申し上げます。

今後は、これに自惚れず、常に精進していきたいと思います。
そして、HAL校の四連覇を目指してくれる後輩たちに心からのエールを送ります。