フューチャー部門

日本ゲーム大賞「フューチャー部門」は、東京ゲームショウ2012に
出展された全タイトルよりご来場いただきました皆様からの投票で
選出された全作品の中から、日本ゲーム大賞選考委員会により
11作品が今後が期待される作品として選出されました。

受賞作品一覧はこちら

フューチャー部門 受賞 逆転裁判5
株式会社カプコン


プロデューサー
江城 元秀 氏


シナリオディレクター
山﨑 剛 氏

受賞者

株式会社カプコン プロデューサーの江城と申します。
よろしくお願いします。

今日はこのような賞を頂きまして有難うございます。
たくさんのユーザーの皆様に「逆転裁判5」を支持して
頂いて隣の山崎共々、嬉しく思っています。

実は、「逆転検事」というタイトルで
一度このフューチャー部門を受賞しているのですが
その時も山崎と一緒にステージに登壇させて頂き
本当に嬉しかったのを記憶しております。

今回、「逆転裁判5」は約5年ぶりの新作であり、スタッフも
一新して制作することが決定した時に、山崎も私も
そして大阪の開発メンバーもそうですが、凄く大きな
プレッシャーを感じていました。
ですが、このような形で東京ゲームショウに出展して
来場者の皆様から期待を寄せて頂き、本当に嬉しく
思います。

5年ぶりのナンバリングタイトルとして、今回、成歩堂龍一
が法廷に帰って来ます。舞台を3DSに移し、グラフィックも
こだわり抜き、シリーズ本来の印象を変えずに3Dで
如何に表現するかという点に追求して作っております。

また、シナリオの方も、法廷崩壊をキャッチコピーに
奇想天外な事件を数々ご用意しております。

ナンバリングタイトルとして名の恥じない作品にするべく
チーム一丸となって頑張っておりますので是非とも
宜しくお願い致します。

フューチャー部門 受賞 GOD EATER 2
株式会社バンダイナムコゲームス


プロデューサー
富澤 祐介 氏


ディレクター
吉村 広 氏

受賞者

バンダイナムコゲームスの富澤と申します。
本日は、フューチャー部門を受賞させて頂き
本当に嬉しく思っております。有難うございます。

「GOD EATER」シリーズは、2010年にPSPで発売された
まだ比較的新しいタイトルです。2012年の今年で足掛け
3作目になり、気が付くと比較的寡作なタイトルになりつつ
ありますが、一生懸命開発を進めております。

そんな中、このシリーズはユーザーの目線で
ユーザーと共に成長・進化していくことをモットーに
開発を進めております。

そのような作品に対して、今回フューチャー部門受賞と
いう皆様の投票をベースにした賞を頂けたことを
一層嬉しく思っております。

3作目となる「GOD EATER 2」ですが、「GOD EATER」
らしさとは何かという事を真剣に考えながら
我々、日々開発を続けております。
また、PSPで開発を進めてまいりましたが、この度
PS Vitaでの同時発売を発表させて頂きました。

PSPとPS Vita間でのクロスプレイ、通信プレイを可能にし
アドホックパーティーを介して、遠くの友達とも遊べるよう
一人でも多くのユーザの皆さんに楽しんで
頂ける形にしております。

今回の受賞を励みにして、これから完成に向けて走り
抜けていきたいと思いますので、引き続きのご期待
ご支援の程、よろしくお願い致します。
本日は有難うございました。

フューチャー部門 受賞 ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル
株式会社バンダイナムコゲームス


チーフプロデューサー
佐々木 夕介 氏

受賞者

今回は、大変名誉な賞を頂きまして誠に
有難うございます。

バンダイナムコゲームスでチーフプロデューサーを担当
しております佐々木夕介と申します。

今回は、本来であれば開発元であります
株式会社サイバーコネクトツーの松山さんと一緒に
登壇させて頂こうと思っておりましたが、残念ながら
同時間帯にバンダイナムコブースの「ジョジョ」のイベントを
行っており、私が代表として登壇させて頂きました。

先程、フューチャー部門受賞の嬉しい一報をブースに
ご連絡頂きまして、スタッフのメンバー皆が聞いた瞬間
全員でジョジョ立ちをして、喜びを全身で表しまして
ちょっと異様な空気になってしまったのですが・・・

このようにジョジョ好きが集まって作っているゲームです
ので今後とも皆様のご支援の程、宜しくお願い致します。

最後に、今年、「ジョジョの奇妙な冒険」が25周年を迎えました。
荒木先生の原画展、そしてテレビアニメも10月から始まります。
こちらもどうぞ宜しくお願い致します。

フューチャー部門 受賞 SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント


プロデューサー
本村 健太郎 氏


コンセプト・企画
稲船 敬二 氏
(株式会社comcept)


アソシエイトプロデューサー
鳥山 晃之 氏


ディレクター
下川 輝宏 氏
(株式会社comcept)


デベロップメント・マネージャー
岡村 光 氏
(株式会社マーベラスAQL)

本村氏

ソニー・コンピュータエンタテインメントの本村と申します。
本日はこのような素晴らしい賞を頂きまして誠に有難う
ございます。

今回登壇人数が多いのですが
我々、ソニー・コンピュータエンタテインメントだけでは無く
稲船さん率いる株式会社comceptさん
株式会社マーベラスAQLさんとの3社の共同プロジェクトで
開発を進めております。

今回の『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』ですが
テーマのひとつに「犠牲」と「代償」というものがあるのですが
今回、この東京ゲームショウに向けてスタッフの皆さんは
睡眠時間や休日等の犠牲を沢山払ってここまで来たので
その代償として凄く大きな賞を頂くことができ、大変喜んで
いると思っています。

本当に有難うございました。

稲船氏

comceptの稲船です。
本村さんの方から言われておりましたが、「犠牲と代償」が
今回のこの作品の大きなテーマです。

このゲームはただのアクションとして爽快に遊ぶだけではなく
一緒に戦っている仲間の心をどう汲み取って
一緒に戦ってもらうかという点をしっかり作り込んでいる
ゲームです。

共闘と言う形で、ただ単に、ボスキャラを殴れば良いのでは
なく、ボスキャラを殴る為に友達に何をしてもらうのか
その友達が死にそうになった時、何をするのか。生贄にして
命を捧げて敵を倒す事も出来るし、もちろん自分の体力を
分け与えて救済することもできる、本当にアクションだけでは出来ない様なことをこのゲームに組み込んで、4人で
楽しむゲームになっています。

実際にプレイしてもらうと、この心の部分が理解して頂ける
と思います。

本日は有難うございました。

フューチャー部門 受賞 テイルズ オブ エクシリア2
株式会社バンダイナムコゲームス


プロデューサー
馬場 英雄 氏

受賞者

ユーザーの皆様から楽しみという評価を頂き
このような賞を頂けるということは、我々開発スタッフに
とってとても嬉しい事です。

今年はこのような賞を頂けて、今後の制作の
励みにもなりますし、更に頑張っていきたいです。

昨年、「テイルズ オブ」シリーズは15周年を迎えまして
今回は新たに16年目ということで、新しい「テイルズ オブ」
シリーズの開発を行ってきました。

「テイルズ オブ」シリーズは、毎回テーマを設けておりますが
今回のテーマは、「選択」という言葉をキーワードにして
います。
我々、生きていく中で様々な選択を繰り返しながら
日常生活をしていると思いますが、本作では
主人公ルドガーの視点で、選択を繰り返しながら
冒険を進んでいくストーリーになっております。

また、本作では「背徳感」という、何かを選択する事で、選ばれなかった選択への想いという
心の背徳感を物語の中で描いてます。

物語を通して、ユーザーの皆さんに感じて頂けたらと思っております。

11月1日に発売予定の「テイルズ オブ エクシリア2」を、是非、皆さんに遊んで頂けたら
幸いです。

本日は有難うございました

フューチャー部門 受賞 バイオハザード6
株式会社カプコン


エグゼクティブ プロデューサー
小林 裕幸 氏


プロデューサー
平林 良章 氏


ディレクター
佐々木 栄一郎 氏

受賞者

カプコンの小林です。
このような賞を頂きまして、誠に有難うございます。
このフューチャー部門受賞は、本当にユーザーの
皆さんのお陰だと思っております。

3年半の時間をかけて、150人以上が制作に関わった
大阪のスタッフにもフューチャー部門を受賞したことを
早く伝えたいと思っております。

10月4日発売ですので、いち早く皆さんに
「バイオハザード6」を遊んで頂きたいと思っております。
発売前に素晴らしい賞を頂けて大変嬉しく思っています。

今回、7人の主人公と4つのストーリーという形で
サバイバルホラーをテーマに、群像劇を入れ込んで
おります。

また、久方ぶりにゾンビを復活させつつ、また新しい
J‘AVO(ジュアヴォ)という敵も追加しておりますので
様々なホラーを体験して頂ける形になっております。

また7人の主人公に関しましては、レオン・S・ケネディを
始めとして、新旧キャラクター入り乱れて非常に面白い
ドラマチックなストーリーとなっておりますので、色々な所を
隅々まで楽しんで頂ければと思います。

体験版も配信しておりますので
是非、バイオハザード6を遊んでみてください。
本日は有難うございました。

フューチャー部門 受賞 ファンタジーライフ
株式会社レベルファイブ


代表取締役社長/CEO
日野 晃博 氏

受賞者

レベルファイブの日野です。宜しくお願いいたします。

この「ファンタジーライフ」は、長い時間をかけ
開発を進めてまいりました。

私は元々、昔2Dが主流の時代にオンラインゲームに凄く
はまりまして、一日中木を切っていたり、いろんな草を
刈ったり、色々なことをやって服を作ったり、そういう
ちまちまとしたバトルをしないゲーム性というものに凄く
感銘を受けておりました。
その時はまったゲームは、非常にマニアックなものだった
のですが、そのような面白さを女性にも子供たちにも
お手軽に提供できるような作品を届けてみたいと思い
企画したタイトルです。

この「ファンタジーライフ」は、MMORPGとは異なる構造
ですが、人と人とが繋がって楽しむという意味に措いては
立派にネットワークを利用したゲームで面白い内容になっています。

開発に時間も掛かりましたが、昨日も多くのスタッフと色々話をしながら
担当のディレクターへも受賞の報告をしましたが、非常に喜んでおりました。

本当はスタッフの皆と登壇したかったのですが、もう少しで発売となっておりまして
今回は私が代表して皆様にお礼を申し上げたいと思います。

このゲームは、ひとつの世界の中で人と繋がって楽しむゲームです。
一人プレイのゲームでもありながら、様々なネットワーク要素を使った仕掛けが
入っています。

こういったゲームは、どうしても戦闘がメインで、戦闘により強くなる為に、色んな他の
武器を作ったりというものが多い中、このゲームは戦闘をやるために武器を作るのではなく
鍛冶屋はちゃんと鍛冶屋だけの仕事を全うできる。料理人は料理人の仕事をし
その中に喜びを見出していける、そんなゲームになっています。

「ファンタジーライフ」のライフという部分がポイントです。
本当にゆっくりファンタジーの世界で生活するゲームになっていますので
皆さんどうぞお楽しみに。

本日は有難うございました。

フューチャー部門 受賞 ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー
株式会社スクウェア・エニックス


プロデューサー
浅野 智也 氏

受賞者

スクウェア・エニックスのプロデューサー浅野と申します。
今日はこのような賞を頂き有難う御座います。

「ブレイブリーデフォルト」はスクウェア・エニックスの
新作のファンタジーRPGになります。

スタンダードなRPGの中に新しい工夫をいくつか入れて
おります。
国内のRPGファンの方の事を考えて作り、体験版を
何度も出し、ユーザーのご意見を頂戴してチューンナップをしていくという、家庭用ゲームでは、珍しい手法を取って
ユーザーの皆さんと一緒にここまで来たタイトルです。

そんな新規タイトルが、こういった錚々たる受賞タイトル
の中に加わることが出来たことが本当に嬉しいです。
有難うございます。

このゲームは、ターン制のバトルなのですが、ターンを前借りできたり、貯金できたりする
ブレイブとデフォルトと言ったちょっとしたひと工夫が入っており、ターン制バトル
「ドラクエ」「FF」がプレイ出来る方であれば遊べる、だけれども新しい新体験ができる
スタンダードなRPGに仕上がっています。

この基本的なシステムが遊べる体験版が配信されておりますので、3DSをお持ちの方は
是非ダウンロードして遊んで頂ければと思っています。

本日は有難うございました。

フューチャー部門 受賞 METAL GEAR RISING REVENGEANCE
株式会社コナミデジタルエンタテインメント


プロデューサー
是角 有二 氏


プロデューサー
稲葉 敦志 氏
(プラチナゲームズ株式会社)

是角氏

コナミデジタルエンタテインメント 小島プロダクションの
是角です。よろしくお願い致します。

この作品は、私達KONAMIの小島プロダクションと
稲葉プロデューサー率いるプラチナゲームズさんで
協力し制作を行っている作品となります。

この作品は、これまでの「メタルギア」シリーズとは
異なる方向性を目指しておりまして、主人公も違う
ゲーム性も違う、まったく新しい作品を作ろうと
チャレンジした作品になります。
そうしたチャレンジに、旧来のファンの皆様からは色々と
不安の声も頂きました。

そうした中、今年のE3でプレイアブル版を出展しました
ところ、実際に触って頂いた皆様から、好評を頂くことが
できました。
続いてドイツのショウにプレイアブル版を出展し、今回の
東京ゲームショウで、初めて日本の皆様にご体験頂いた
のですが、「これは本当に新しいメタルギアだ、本当に
楽しみだ」という声を頂戴し、本当に嬉しく思っております。
どうも有難うございました。

稲葉氏

プラチナゲームズの稲葉です。

小島プロダクションさんとプラチナゲームズの
コラボレーションということで、注目を集めましたが
結局はどういう物を作るのか、良いものが出来るのか
ということがユーザーの方の一番気になる点だと
思います。

今回このような賞を頂けて、ブースで試遊された方からも
好評を頂いております。
ようやくひとつ、作品として形をお見せすることが出来たと思いますし
少しだけホッとしております。

開発はまだまだ佳境ですので、この賞を励みにこれから先も頑張りたいと思います。

有難うございました。

フューチャー部門 受賞 モンスターハンター4
株式会社カプコン


ディレクター
藤岡 要 氏


プロデューサー
辻本 良三 氏

受賞者

カプコンのディレクター藤岡です。
この度はこのような名誉ある賞を頂いて本当に嬉しく思って
います。有難うございます。

「モンスターハンター」シリーズは、非常に多くの方に
ご支持頂き、4を作らせてもらえるまで成長することが
出来ました。

ただ、開発としては、これまで以上の「モンスターハンター」
をどのようにして作って行くのかということに悩みました。

今回、4を作る時にアクションゲームとして
そしてコミュニケーションツールとして
「モンスターハンター」の世界観をどう広げていくかということを一から見直し、今回ようやく皆さんに触ってもらえる
機会を得ることが出来ました。

見直した部分が多くあり、今までのプレイヤーの方々に
どう響くのかと、凄く不安だったのですが、このように
ユーザーの方々からの支持を実際に頂けて、受賞できた
というのは、新しい「モンスターハンター」を感じてもらえた
という証かなと思っております。

まだまだ開発は佳境ですが、スタッフはこれを励みにして
頑張って行こうと思います。

今作は、新しく高低差を活かしたアクションを導入しており
今までの「モンスターハンター」のアクションに加え
高低差を活かしたアクションの追加でハンターの皆さまの
戦略の幅がより増えております。アクション部分以外にも
今までシリーズを遊んでいただいたユーザーの方にも
まだプレイされてない方にもワクワクしていただける
様々な要素を入れております。

そして、携帯機シリーズとして、初めてインターネット経由
でのマルチプレイ通信も対応する予定となっています。

これによって、今まで以上にコミュニケーションを楽しみながら
「モンスターハンター4」を楽しんで頂けたらと考えております。

2013年3月発売を予定しておりますので皆さん宜しくお願い致します。

フューチャー部門 受賞 龍が如く5 夢、叶えし者
株式会社セガ


龍が如くスタジオ 総合監督
名越 稔洋 氏

受賞者

セガの名越です。
「龍が如く」というタイトルを制作してから、何度かこの場に
登壇させて頂きましたが、毎回、東京ゲームショウの
前日は、本当に胃が痛くなる思いをしています。

ただ、胃が痛くなるというのは、それだけ自分自身がこの
タイトルに対して期待をしていることの証でもありますし
また、セガというブランドの今後のひとつのベンチマークとなるようなタイトルだという自覚からでもあります。
今回の受賞は、正直嬉しいというより、ほっとしています。
有難うございました。

今回は、全国五大都市を舞台にした、4人の男と1人の
少女の物語となっております。

「龍が如く」は、毎回毎回キャスティングや楽曲、舞台等に
ついて、リクエストを沢山頂いております。
前回のナンバリングタイトルの発売から2年近く経過しており、お待たせした分
皆様の期待に応えたく、気合で頑張った結果、ゲームエンジンの組み換えも含め
何とか良い作品が仕上がったのではないかと思っております。

発売日も12月6日と先日発表させて頂きました。
羽田にあるセガのオフィスで若干デバック作業を行っているスタッフがいますが
この賞を頂いたことは、最後の仕上げの励みになると思います。

本日は有難うございました。

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