主催者代表挨拶

日本ゲーム大賞実行委員長
辻本 春弘 氏

日本ゲーム大賞 実行委員長の辻本でございます。
まずは、受賞された方々、受賞おめでとうございます。

また今年も、多数の方々からご応募いただきまして誠に有難うございます。

主催者としまして、ゲーム産業界の状況について
少し、お話させていただきます。

皆様ご存知のとおり、昨年はニンテンドー3DSやPS Vita等
新しいハードが発売され、今年の年末にはWii Uも発売されます。
更に今後も、新たなハードが発表、発売されていくでしょう。

更に現在、これら家庭用ゲーム機に加え、スマートフォンや
タブレット端末が爆発的に普及を始めています。
つまり、ゲームコンテンツがより多くの人々に楽しまれる機会が急速に増加しているのです。

また、今年の東京ゲームショウでは、拡大するアジア市場を意識して展開しました。
アジアにおけるゲーム先進国である、中国、韓国、台湾といった国の企業に加え、イラン、マレーシア
インドネシア、ベトナム等の新興国の企業にもご参加いただいています。

今申しあげましたとおり、今後ゲーム機は、専用機に限らずスマートフォンやタブレット端末等
多種多様な発展を遂げるでしょう。
こうした状況は、先進国以外の新興国においても、ゲームを楽しめる環境が整ってきて
いることを意味しており、ゲーム産業は世界的に見ても将来有望な産業であると確信しています。

一方で、ゲーム産業の発展には人材の育成が欠かせません。
ゲームは、土地を購入し工場を建て、物を生産する産業ではなく、ほとんどの投資が人材を対象としています。
ゲーム産業の発展は如何に優秀な人材を育て、ユーザーの皆様に楽しいゲーム・遊びを提供できるかに
かかっているのです。

つまり、この日本ゲーム大賞アマチュア部門は、ゲーム産業の発展の見地からも非常に重要な表彰制度で
あると言えるでしょう。

アマチュア部門に応募される方の多くは、これからゲーム業界に就職を希望されている方々でしょう。
ハードやゲームジャンルについてだけでなく、ゲームが楽しまれている世界各国のことを学び、共に
このゲーム産業の発展に努力し、協力していただきたいと思います。

そして、本賞がゲーム産業を志す方々の大きなモチベーションの源となれば幸いです。

簡単ですが、以上で挨拶と代えさせていただきます。
本日はどうも有難うございます。

式次第に戻る

経済産業大臣賞 年間作品部門 ゲームデザイナーズ大賞 フューチャー部門 アマチュア部門