サイドビューの2Dアクションゲームというオーソドックスなジャンルでありながらも、
独特の世界観を構築し、雰囲気のあるゲームに仕上がっている。
キャラクターを一定時間動かさない(気化する)ことで、
移動や攻撃のアクションをすることができるというアイデアは秀逸。
キャラクターの「静」と「動」の使い分けがゲーム性を高めており、
それを活かすべく設置したステージ上のギミックも非常に機能している。
「気化」という特徴を表現するための黒とグレーを基調としたグラフィックは、
一見すると地味に見えるが、キャラクターの動きが滑らかで、逆にリアルに感じられる。
アクションゲームとしてのステージ構成もしっかりしており、全体的に高レベルでまとまっている作品です。