作品概要


タイトル GRAVIS
プラットフォーム PC
学校名 日本工学院八王子専門学校
受賞者 O.M.I

優秀賞選考理由

落ちモノはさまざまなバリエーションがすでに世にあり、本作のように積んだブロックが
重力よって動くアイデアも、すでに斬新といえるものではありません。
 
それでも高い評価となった理由としては、丁寧な作りこみでこのまま商品にできるのでは、
と思えるほど完成度が高かったことです。
 
イージーでは適当に積んでいってもそこそこ勝手に消滅していき気軽に楽しめて、
ハードではどんどん消していかないとかなりキツい。
そのあたりのゲームバランスの設定が適切なので、気持ちよく遊べます。
積みあがりそうになっても、運にまかせてビーカーを揺らしまくるとけっこう助かるというのも、
気持ちよさのアクセントになっていて、もっと遊びたいという気にさせるゲームです。
グラフィック、BGM、画面演出も統一感があり、作品の印象を強くしています。
 
ブロック(グラビトン)の種類や大きさにバリエーションをもたせて遊びの幅を広くしてあったり、1人用、CPU対戦、2人対戦、
オプション設定などの各種メニューをしっかり用意してある点も、製作者が細かいところまで気を配っていることが感じられました。
 
「商品になっているか」というプロ的な視点をしっかり持った制作チームだと思います。

この作品について

新感覚落ちモノゲーム。
物理演算の要素と、"ゆらす"アクションを加えたことで、一見オーソドックスな
落ちモノゲームが"アクティブな落ちゲー"に変貌、ゲーム性を豊かにしています。
 
そのゲーム性もさることながら、サイバー感漂うサウンドとビジュアルによる演出が
プレイ意欲を掻き立てる、新たな遊び方を提案する意欲作です。

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