株式会社 エンターブレイン
代表取締役社長　浜村 弘一 氏

浜村でございます。選考委員として今回いろいろと議論させていただきまして……非常に激戦でした。本当はフューチャー部門の受賞にふさわしい作品が他にもたくさんあるのですが、一般の方のご意見をベースにしまして、今回の受賞作品を決定させていただきました。

今回面白いと思ったのは、前年、前々年と比べまして、非常にタイトルとしてクオリティの高いものが多かったような気がします。PSPやWii、PS3などの新ハードの発売から数年が経ちまして、開発チームが節目に入っているからだと思うのですが、本当に「こなれた」「ならでは」のゲームがそろったのではないかと思います。

それからもう一つ特徴がありまして、今回は「発売日未定」というタイトルが少ないんですね。昨年までですと「いつ発売されるかわからない」というソフトが多かったのですが、今回はだいたい、遅くても向こう半年くらいと、来年の日本ゲーム大賞に選考されるのではないかと思われる作品が多かったように思えます。

今後一年以内にすごく楽しい、良いソフトが出てきて、また我々を楽しませてくれるじゃないかなと思える非常に期待を持てる授賞式でした。本当に楽しかったです。ありがとうございました。

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