日本ゲーム大賞　実行委員長　辻本　春弘

辻本でございます。まずは受賞されたみなさま、おめでとうございます。毎年のことではありますが、今年も素晴らしい作品をたくさん応募していただきまして、そして、その作品の技術能力が年々向上していることについて、驚き、感動しております。

東京ゲームショウの初日に和田会長の講演がありまして「もう日本は世界のトップではない」というお話をされていましたが、このような優秀な方々がどんどん業界に入っていただくことによって、ふたたび日本のゲーム産業が世界のトップになれるのではないかと思っております。

東京ゲームショウの初日には「日本ゲーム大賞」年間作品部門と今年から加わった「経済産業大臣賞」の発表がありました。「経済産業大臣賞」につきましては任天堂の宮本さんが受賞されまして、また、年間作品部門の大賞は任天堂の『Wii Fit』と、カプコンの『モンスターハンターポータブル 2nd G』が受賞されました。

これらの受賞タイトルについて共通するところは、選考会でも話題になりましたが、やはり新しい遊び方をゲームの中に取り入れられている、それがユーザーの拡大につながった、という評価が多くありました。今後、新しいゲームの遊び方をユーザーの方々に提案することで、ユーザーの裾野を広げ、産業の拡大をしていこうというゲーム業界全体の意識の現われじゃないかと考えております。

アマチュア部門につきましても、今後はこのような形で、ゲームの新しい遊び方をどんどんご提案いただければと考えております。今後も、素晴らしい作品を制作し、ご応募いただき、このアマチュア部門が将来にわたっての「日本ゲーム大賞」ならびに「経済産業大臣賞」の”登竜門”になっていただければと期待しております。

どうも、ありがとうございました。

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