受賞作品アマチュア部門
佳作ハネルバブル
作品概要
タイトル | ハネルバブル |
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プラットフォーム | PC |
学校名 | 日本工学院専門学校 |
受賞者名 | 全自動シャボン玉割り機 |
佳作 選考理由
受賞、おめでとうございます。
泡を発射しながら進むジャンプアクションゲームということで、プレイ前のイメージはジャンプの操作をしながらせわしなく泡を発射する方向を定めて、それに飛び乗って…といった内容を思い浮かべ、難度が高そうだなと少しながら尻込みしたのだが、このゲームなんとジャンプはオートで行ってくれるじゃないですか。
ジャンプがオートになることで泡を発射する方向にだけ集中することができ、このゲームがこだわり追求したという「泡を使った動きの気持ちよさ」を堪能することができました。
連続で泡の上をピョンピョンとジャンプする小気味良さ、またステージ上に配置された泡による連続ジャンプのスピード感など爽快感が味わえるのもこのゲームの特徴で、それを活かすための操作性のよさも大変素晴らしかったと思います。
それほど多くのギミックが用意されているわけではなく、その点でステージが進むにつれてプレイヤーが飽きてしまいそうな印象もありますが、ステージのレベルデザインでそこをフォローしているのも評価したポイントです。
受賞者の皆様の今後のゲーム作りに強く期待しています。
株式会社KADOKAWA Game Linkage 鈴木 規康
この作品について
泡を操る主人公を操作してゴールを目指すジャンプアクションゲーム。「泡を使った動きの気持ち良さ」にこだわった作品。
プレイヤーは、敵に泡を割られないようキャラクターを操作して先へと進みます。しかし敵を避けるためのジャンプボタンは存在せず、キャラクターはプレイヤーの意思にかかわらず自動でジャンプします。
このオートジャンプを繰り返しながら泡を発射し、くっつけて足場にしたり、時には敵を包んでやっつけたり、またある時には大きな泡を作って踏んで大ジャンプをねらったり。
「泡をどのタイミングでどこに、どのように設置するか」を考え、狙った場所に適切に設置することが攻略のカギに。
ステージに設置された泡を巻き込んでの連続ジャンプは爽快感抜群。また、泡が主人公に帯状について来たり、地形に引っかかったりする挙動や泡のはじけるアクションや効果音などにもこだわった、ユニークな作品です。
ゲーム制作者のコメント
この度は、佳作へ選考していただきありがとうございます。
特にこだわった泡の表現や気持ちよさだけでなく、アクションゲームとしての操作感、感触にもこだわって制作したため、そういった部分も評価して頂き、大変嬉しく思います。
企画が決まるまでは頭を悩ませながら、様々な企画を出しこの形になるのに二ヶ月ほどかかりました。企画の方向性が決まってからは、泡の気持ちよさをどう体験してもらうかを特に重視しながらこだわって制作しました。
今年で最後となる、日本ゲーム大賞での佳作受賞にうれしく思う反面、もっとこだわれる場所があったのではないかと悔しく思う部分もあります。しかしながら、今は初めての受賞と日本ゲーム大賞最後の受賞を飾れたこと、一同心から祝いたいと思います。
我々一同、今回の経験を糧にし、より一層ゲーム開発に励んでいこうと思います。
アドバイスをくださった先生方、我々の作品を評価してくださった審査員の皆様、本当にありがとうございました。