タイトル | ミチなる間欠泉 |
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プラットフォーム | PC |
学校名 | HAL名古屋 |
受賞者名 | ProjectGG |
説明不要のわかりやすさ、ストレスのない操作性、間欠泉とギミックを組み合わせた丁寧なステージ構成、リトライポイントの設置やヒントモード等のユーザーフレンドリーな設計など、全体として完成度が高い点を評価させていただきました。
いっぽうで、今回のテーマである「音」のテーマ性が薄いことやゲーム全体の目的が不明瞭なこと、主人公キャラクターの説明が不足していること、爽快さに欠けること、2周目を遊びたくなる仕掛けがなかったことなど、気になる点もありました。
改善点というのは、その作品の魅力を高める伸びしろがあるということなので、ゲームのひとつの側面だけでなく、俯瞰した視点で全体を捉え、世界中のゲームファンを虜にする作品を生み出せるクリエイターを目指して、今後とも研鑽を積んでもらればと思います。
楽しい作品を遊ばせていただき、ありがとうございました。
KADOKAWA Game Linkage 水永 満
テーマの音を「水の吹き出す音」と捉えた作品。
不思議なピッケルを手にした主人公が、間欠泉を操ることでステージ上の障害物を乗り越えるアクションゲーム。
プレイヤーは、自然に存在する間欠泉や、自らピッケルで掘り出した間欠泉を使い、その流れに乗って壁を乗り越えたり、横に移動したりしながらゴールを目指します。
テーマの音を「水の吹き出す音」と捉え、そこから間欠泉を連想。さまざまな障害物に応じて、チャージ時間による間欠泉の勢いの違いや、縦と横の吹き出す方向の組み合わせが、ステージ攻略のポイントに。
異なる世界観とギミックで構成された、全75ものステージを用意。
オリジナリティとボリューム感あふれる作品です。
最高峰のコンテストで優秀賞を頂けて、本当に嬉しいです。
このゲームは、もともと過去にゲーム大賞で優秀賞を受賞した「ElecHead」という作品をお手本に作り始めた作品です。
その結果、説明不要のわかりやすさ、間欠泉とギミックを組み合わせた丁寧なステージ構成といったこだわったポイントを高く評価していただきました。
普段ゲームをあまりやらない方にはヒントモードを使ってアクションパズルゲームの入門として、また“ゲーマー”の方には手ごたえのある難易度と75個のパズルを楽しんでいただけるようにしました。
この作品は、プログラム、グラフィックス、BGM、演出面を多くの人の意見を取り入れた結果、全体として完成度が高い評価をいただけたと思っています。
今回の受賞を契機として、これからも「日々反省日々成長することは、前に進むこと」という言葉を胸に刻み努力を続けていきたいと思います。
この度は、ありがとうございました。