タイトル | OVEROIL CRABMEAT |
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プラットフォーム | PC |
学校名 | ECCコンピュータ専門学校 |
受賞者名 | CRAB |
大賞受賞おめでとうございます。
キャラクターが油で揚げられないように、フライヤーのフィールドを進み、ゴールを目指すアクションパズルゲーム、というシンプルなルールですが、フィールド内にある「網」を動かし、ブロックや食材を上手く使って、進むべき道を構築していくゲームスタイルは創意工夫が感じられ、とても楽しめました。
グラフィックやサウンドなどから醸し出される世界観がとてもしっかりしており、全体的な完成度が高く、とても丁寧に作られていることが伝わってきます。
チュートリアルも丁寧で分かり易く、操作の説明書を読み込まなくても問題無くプレイできる点も良いです。
また、グラフィックの表現手法にとても高い技術力を感じ、そこがゲーム全体の完成度の高さに大きく貢献していますが、演出時のキャラクターアニメーション(モーション)にもっと緩急をつけて、より魅せる演出を目指せたのでは、というのが少し惜しいところでした。
プレイする人をしっかりと見ている「丁寧な作り」に加え、「高い技術力」と、「ゲームの面白さ」から、全体的な評価が非常に高く、今回「大賞」の受賞につながったと思います。改めて「おめでとうございます!」
セガ 大橋 宣哉
3Dモデルの完成度も高いですが、演出周りのビジュアル表現もクオリティが高く、技術力が光っている作品でした。
ゲームのパズル要素も直感的にどうすれば良いのかが分かるレベルデザインであり、操作性も良く、失敗した際のリトライも早くて、ストレスなくトライアンドエラーを繰り返して遊べる点が高評価でした。
また、オープニングムービーも用意されており、すんなりとシンプルな世界観を理解する事が出来たうえ、可愛い「カニっち」が、ミスすると一瞬で天ぷらになって死んでしまうところも、シュールで遊んでいて笑いました。
コンセプトの表現はストレートなアプローチではありますが、ゲーム性の中心に活かされており、本作品を構成している各項目のクオリティが全体的に高く、非常に完成度の高い作品だと思います。
ディー・エヌ・エー 塩見 卓也
テーマの音を「油のはじける音」と捉えた作品。
魔女にとらえられた主人公「カニっち」を操作し、食べられる前に脱出を目指すパズルアクションゲーム。
プレイヤーは「カニっち」と「フライヤーの網」の両方を操作、足場となる食材やブロックをうまく動かして、油に触れないようゴールを目指します。もし油に触れるとゲームオーバー。天ぷらにされ、魔女に食べられてしまいます。
テーマの音を「油のはじける音」と捉え、油に浮く食材や、油に近づけると高温になるブロックなど、油の特徴を活かした様々なギミックを用意。
そして、魔女が常にこちらをうかがっている様や、「カニっち」が天ぷらになってしまった時のユニークな表現や、3Dモデルで作りこまれたステージにも高い技術力が伺えます。
さらには丁寧な操作説明や、サウンド、グラフィックなど、演出面の細部まで、きめ細やかに作りこまれた、完成度の高い作品です。