タイトル | DarkRoad |
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プラットフォーム | PC |
学校名 | ECCコンピュータ専門学校 |
受賞者名 | Team DarkRoad |
シンプルなパズルアクションで、基本は「プレイヤーキャラと、その周囲を照らすライトの両方を移動させてゴールを目指す」というルールなのですが、「ライトが照らされていない箇所=ブロックなどの存在自体がなくなる」というシステムがおもしろく感じました。
たとえば、頭上にあるジャマなブロックも、ライトが照らされていなければ存在自体がなくなり、自由にジャンプすることが可能になります。
よって、「今存在しているものをどうやって消すか」、「今写っていない範囲にどのようなものがあり、それをどう利用するか」を考えるのがおもしろく、「うつす」というテーマにもマッチしていると思います。
あとは、現状のおもしろさを維持したうえで、どのように映像、音、楽しみ方のバリエーションを豊かにしていくかが課題だと思いますので、今後も自由な発想で、工夫を重ねていかれることを期待します。
KADOKAWA 千木良 章
真っ暗なステージの中、キャラクターとライトの2つを操作し、ゴールを目指すアクションゲーム。
ライトに照らされている部分のみが実在し、照らされていない部分は存在しないというユニークなシステムを上手く活用するのが攻略のカギに。
先を急ぐあまり、むやみに辺りを探ろうとしてあせり、キャラクターの足元を照らし忘れると足場が消え、そのまま落下してしまう羽目に。ライトで照らして邪魔な障害物を見つけたら、あえて照らさず、その存在を消せば難なく先に進めることも。
常にキャラクターの足元を照らすことを意識しながら、周辺を照らして様子を探り、周りにあるものを利用したり消したりしながらゴール目指す。
その斬新な発想と、ステージ毎にライトで照らせる範囲を変えるなど、ゲーム性に優れた作品です。
この度は応募数454作品の中から佳作に選んでいただけてとても光栄に思います。
このゲームを作るにあたって一番苦労したところが、「ライトで映したところにのみ触れられるようにする」というところでした。このシステムに関する実装だけで制作期間の半分程を占めてしまい、全体の進行が遅れてしまう問題も発生していました。
それでも最後まで諦めずに制作をして、このような結果に至ることができたのはとても嬉しいと思います。
受賞式の後、自分達の作品が置かれているブースに立ち寄ってみた時には、楽しそうにプレイしてくれている方がたくさんいて本当に嬉しかったです。
私達がこのような評価を頂けたのは、試遊して意見をくれた学校の友人達、アドバイスをくださった先生があってのことだと思っています。制作に関わって下さった皆様、本当にありがとうございました。