タイトル | PROJECTION REMAINS |
---|---|
プラットフォーム | PC |
学校名 | 日本工学院専門学校 |
受賞者名 | とんこつラーメン |
“うつす”のテーマを“映す”と解釈した作品は多くありました。
しかし、カメラとスクリーンという関係性を使い、箱や足場、そして主人公をスクリーンに映して、制限付きの複製にするというアイデアが、頭ひとつ飛び抜けた印象でした。
徐々にシステムを理解させるチュートリアル、トライアンドエラーを阻害しないテンポのよさなど、細部の作りも丁寧で、アクションとしても小気味いい操作感と相まって、とても遊びやすい作品になっています。
統一感のあるデザインは魅力のひとつですが、遺跡というシチュエーションの影響もあり、新しいステージへと進む楽しさが薄くなってしまうのは、もったいないところ。
とはいえ、個人的には最終審査に残ったものではもっとも好きな作品でした。ぜひこのような新しく、おもしろい作品を作っていってください。期待しています。
Gzブレイン 三代川 正
伝説の仮面を求めて迷い込んだ遺跡から脱出を目指す2Dアクションパズルゲーム。
カメラのフレームに入ったモノは、リアルタイムで水色のスクリーンに映し出され、その残像は実体を持ち、フレームの動きに応じて移動します。解除機能を持ったブロックを上手く動かし、脱出の扉を開くボタンに重ねて押せば、見事脱出!
カメラを使用し、壁や足場、箱、さらには主人公自身もスクリーンに映し出し、フレームとスクリーンの動きを計算し、上手く動かすことが攻略のカギに。
プレイしながら自然と理解できるチュートリアルや、トライアンドエラーも楽しい、そしてテンポ感や手触りの良さなどが光る完成度の高い作品です。