タイトル | Silhouette |
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プラットフォーム | PC |
学校名 | HAL大阪 |
受賞者名 | White Company |
プレイヤーは、手前に置かれたオブジェクトの影をうまく壁面に投影して影のキャラクターをゴールに導くゲームですが、光源であるである主人公の動作は同一でありながら、パズルとして投影するオブジェクトをうまく工夫させて経路を生み出す遊びだけではなく、マップギミックと組み合わせて繊細な操作を要求するユーザースキル寄りの一歩踏み込んだパターンであったりとフロアごとに色々な性格を見せてくれる作品であった点にポテンシャルを感じました。
物理挙動を取り入れてゲームのレベルデザインを成立させているなど、技術へのチャレンジであるとか、テーマである“うつす”の活用方法としてはオーソドックスな部類ながら、このゲームのやりたいことをデザイン面でも端的に表現しており、取っ付き易いところも良かったと思います。
セガゲームス 三神 桂
光を放つ主人公を操作し、壁にいる黒く丸いキャラクターをゴールへと導くアクションパズルゲーム。
ゴールへの導線となるのは影。プレイヤーは、壁の手前にあるオブジェクトに光を当てる角度や距離、
主人公を動かすスピードによって大きく変化する影を上手く映し出し、キャラクターをゴールへと導きます。
影を導線とする単純明快なルールでありながら、高いアクション性が求められるステージや、瞬時の判断が求められるステージなど、フロアごとに異なるゲーム性を持たせた構成は、プレイヤーを飽きさせません。
シンプルなゲームシステムでありながら、オブジェクトの形とゴールまでの導線を把握し、光をあてて上手く影を映しださないと思うように進めないジレンマとクリアした時の達成感が相まった中毒性の高い作品です。
このような名誉ある賞を頂けたことを大変嬉しく思います。
私たちは5月の上旬ごろまで、Silhouetteとは異なる企画で進めてきましたが、その案では賞は取れないと判断して、一度企画を白紙に戻しました。今思えば英断でしたが、その時の私たちにとっては苦渋の決断でした。このような大きな判断を後押ししてくださった先生や先輩、その判断について来てくれたメンバーには本当に感謝しています。
私たちのチームはただ仲がいいだけでなく、お互いの努力がお互いのやる気を引き立てあい、一人一人が100%以上の力を発揮できるチームでした。このチームで、面白いと言ってもらえるゲームを作れたことを誇らしく思います。
審査員・運営の皆様、協力してくださった全ての方々に心から感謝申し上げます。本当に有難うございました。