日本ゲーム大賞2018発表授賞式がこのように盛大に開催されますことを、まずは心よりお喜び申し上げます。また経済産業大臣賞および年間作品部門において、大賞、優秀賞、グローバル賞、ベストセールス賞、ゲームデザイナーズ賞を受賞される皆様に、心よりお祝いを申し上げます。
日本のゲームは特に海外でも高く評価されており、一層の市場獲得が期待されている最重要な産業だと、私どもは認識しております。他方、近年のスマートフォンの普及、来たる5Gの到来などによって、ゲーム産業のビジネスモデルに大きな変化が起きつつあると考えており、国際的な競争もどんどん増していると聞いております。
経済産業大臣賞をはじめ、各賞を受賞される皆様におかれましては、世界中の人々に親しまれるゲームの制作に取り組んでいただくとともに、技術の進展や、クリエイティブな発想を活かした新しいビジネスを創出するなど、日本のゲームを海外に発信するリーダーとして、さらなるご活躍を期待しております。
ゲームをはじめ、私の課では日本のコンテンツ産業、例えばアニメ、マンガ、書籍、映像などを担当していますが、これら日本のコンテンツはクールジャパンとして、海外からも大変な注目を浴びております。政府としても日本の文化や魅力を世界に伝えるクールジャパン戦略の一環として、さまざまなコンテンツの海外展開を強力に推進しております。
具体的に申し上げますと、経済産業省では「クリエイターを中心としたグローバルコンテンツエコシステム創出事業」を行っておりまして、クリエイターの海外への挑戦の支援、試作コンテンツの開発支援、コンテンツの海外同時展開・発信の支援を行っておりますので、ぜひご活用いただければと思います。
今後もゲーム産業の関係者が一丸となって、日本のコンテンツのフロンティアを切り開くとともに、世界のゲーム市場やコンテンツ市場においても、存在感を発揮していただくことを期待しております。
最後に、これから表彰を受けられる皆様をはじめ、ここにお集まりの皆様の、ますますのご活躍を祈念して、私のご挨拶とさせていただきます。