発表授賞式
フューチャー部門
東京ゲームショウ2014に出展された全タイトルより
ご来場いただきました皆様からの投票で選出された全作品の中から、
「日本ゲーム大賞」選考委員会により12作品が
今後が期待される作品として選出されました。
英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ
日本ファルコム株式会社
中原 嘉伸 氏
- 受賞者
-
日本ファルコムの中原と申します。よろしくお願いいたします。
昨年も『閃の軌跡』でフューチャー部門を頂きまして、
2年連続でフューチャー部門に選んでいただき、ありがとうございます。
スタッフも大きな励みになると思います。本当にありがとうございました。
『閃の軌跡Ⅱ』は、『軌跡』シリーズ10周年記念作品として
制作された作品で、シリーズの集大成ともいえるべきタイトルとなっております。
前作でいろいろな謎が残されていましたが、今回の『閃の軌跡Ⅱ』では
それらの謎が解き明かされていき、物語のクライマックスに向けて
どんどん盛り上がっていきます。
システム面においても、巨大ロボ同士のバトルによる「騎神戦」や、
「オーバーライズ」といった新システムが導入されております。
また、操作においてもかなり改良されていますので、
快適なプレイが楽しめるようになっております。
9月25日がこの『閃の軌跡Ⅱ』の発売日ですので、
今回の「東京ゲームショウ」で興味を持たれた方は
ぜひ手に取っていただき遊んでいただければと思います。
ありがとうございました。
The Order: 1886
株式会社ソニー・コンピューターエンタテインメント
プロデューサー
谷口 新菜 氏
プロデューサー
石立 大介 氏
アソシエイトプロデューサー
岩瀬 尚子 氏
アソシエイトプロデューサー
片見 龍平 氏
- 受賞者
-
『The Order: 1886』のローカライズプロデューサー谷口です。
今回はこのような素晴らしい賞を頂き、ありがとうございます。
実は開発会社であるReady At Dawn Studiosの
クリエイティブディレクターRu Weerasuriyaも来日して、
土日のコスプレをぜひ見たいと言っていましたが、
開発に集中してもらうために残念ながら昨日帰国して頂きました。
ただ、その来日中に彼と話しをしていてたくさん出てきたのが
やはり彼らの作品とクオリティに対する信念と情熱です。
今回の『The Order: 1886』は彼らの完全な新規IPとなるわけですが
外部のミドルウェア、ツールをほぼ使わないといった、
こだわりぶりを見せています。
その彼らの気持ちに応えるべく、JAPANスタジオ・ローカライズ課も
ここにいるスペシャルチームを結成し、日本版の制作に力を注いでいます。
ビクトリア時代という設定であったり、
円卓の騎士や半獣と呼ばれる存在の登場など、
日本人の心をくすぐるような内容となっておりますので、
2月の発売をぜひ楽しみにしていただければと思います。
本日はありがとうございました。
プロデューサーの石立です。先ほど谷口からも紹介があった通り
本作の一番の売りはやはりグラフィックと世界観です。
史実に基づいて実在の人物や実在の場所も登場させながら、かつ
そこにちょっとだけファンタジーを入れ、半獣という
はるか昔から人類と戦ってきた、獣姿に変身するクリーチャーを
入れることによってどこにもない、だけどありそうと思えるような、
ビクトリア時代をつくり上げています。
ビクトリア時代というのは、例えば架空の人物では
シャーロック・ホームズが活躍していたとか、
あるいは初めて電話や電信が登場した時代だったり、
もしくは「切り裂きジャック」という殺人鬼の事件があったり、
実は日本人にとって「あ、知っている」という事件が非常に多くあったり、
技術が発明された時期です。
その雰囲気のロンドンをたっぷり味わっていただける映像になっています。
ゲームの中では全ての場面で実際にモデルを使っていまして、
プリレンダのカットシーンが一切ありません。 一瞬ムービーシーンのように見えるところでも、
実際はゲーム内でリアルタイムに映像を生成していますので、
そのあたりの差がない物語に没入できる体験を楽しんでいただけると思います。
KINGDOM HEARTS –HD 2.5 ReMIX-
株式会社スクウェア・エニックス
プロモーション担当
井上 紀子 氏
- 受賞者
-
スクウェア・エニックスの井上と申します。
開発が大阪にありますので、本日は開発の一同は来られませんでしたが
皆とても喜んでおります。ありがとうございます。
『KINGDOM HEARTS』シリーズは、おかげさまで
全世界で2000万本の出荷を記録した、大人気シリーズへと成長しました。
本作『KINGDOM HEARTS –HD 2.5 ReMIX-』は、
PlayStation2で発売した『KINGDOM HEARTS Ⅱ』と、
PlayStation Portableで発売した『KINGDOM HEARTS Birth by Sleep』の二つの作品をゲームでHD化し、
さらにニンテンドーDSで発売した『KINGDOM HEARTS Re:coded』をHDの映像作品として収録し、
1本に3作品が入った豪華なパッケージとなっております。
HD化によって、魅力あるディズニーのキャラクターたちはより鮮やかに物語に花を添えてくれます。
『Birth by Sleep』は本シリーズの起源でもあるストーリーが語られ、
『KINGDOM HEARTS Ⅱ』と『Re:coded』は次に控える『KINGDOM HEARTS Ⅲ』へと
つながる物語が描かれております。
発売をぜひ楽しみにしていただければと思います。
本日はありがとうございました。
GOD EATER 2 RAGE BURST
株式会社バンダイナムコゲームス
総合ディレクター
吉村 広 氏
- 受賞者
-
『GOD EATER』シリーズ総合ディレクターの吉村です。
今回で3年連続、3回目の受賞ということで、
非常にありがたく思っております。
ユーザーの皆様と一緒に作ってきた『GOD EATER』が
このような形で賞を頂けるタイトルになったことを
非常に嬉しく思っております。ありがとうございます。
本作ですが、前作『GOD EATER 2』へのユーザーのご意見を
徹底的に受け止めて、一から作り直した『GOD EATER 2』の部分と、
それに加えて新たな続編ストーリーと、そして自らに戦い方の誓いを立てて
それを果たすことで爆発的なパワーアップ状態になる新アクションシステム、
「ブラッドレイジ」といった新要素をふんだんに盛り込んだ正統続編タイトルになります。
新たなハードとしてPlay Station4を加えて、
アクションおよびストーリーの両方がよりパワーアップした状態で
楽しんでいただけるタイトルになります。
本作品も、ユーザーの皆様のご意見を伺いながら全力で満足いただけるクオリティを達成できるよう、
頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
サイコブレイク
ベセスダ・ソフトワークス
ディレクター
三上 真司 氏
(Tango Gameworks)
- 受賞者
-
『サイコブレイク』ディレクターの三上真司です。
よろしくお願いします。
僕個人としては久々のタイトルですが、
今回、皆様一般の方々の投票によってこのような賞を頂いたということは、
何より本当に嬉しいです。
ありがとうございました。
久々のサバイバルホラーで、その原点に立ち返って
怖さとゲームとしての楽しさを両立した渾身の作品になります。
発売をぜひ楽しみにしていただければと思います。
本日はありがとうございました。
テイルズ オブ ゼスティリア
株式会社バンダイナムコゲームス
プロデューサー
馬場 英雄 氏
- 受賞者
-
『テイルズ オブ』シリーズは、
いつもユーザーの皆様から多くの投票を頂き、
フューチャー部門を受賞させて頂いております。
今回の20周年タイトルも受賞出来るかもしれない
と思っておりましたが何とか頂けることが出来て
本当にホッとしております。
ありがとうございました。
先程お話ししたとおり、『テイルズ オブ』シリーズの
20周年を迎えるタイトルとして、『テイルズ オブ ゼスティリア』を制作しております。
今回は今まで参加していたキャラクターデザイナーの4名が参加し、
それぞれ独特のキャラクターたちが彩る冒険というのを特徴としております。
そしてもう一つは、やはりシリーズですので大切な部分を残しつつ
変化ではなくて進化を大事にしながら、
今回の新作も取り組んでまいりました。
皆様に新しい部分と、でも「『テイルズ』だよね」と思って頂けるような遊びの部分、
両方を両立しながら作ってきましたので、是非ご注目していただければと思います。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
ファンタシースター ノヴァ
株式会社セガ
プロデューサー
都築 靖之 氏
- 受賞者
-
セガの都築です。
このような賞を頂きまして、大変光栄に思っています。
開発者一同を代表して、お礼申し上げます。
本作は『ファンタシースター』の新しいプロジェクトということで
開発スタッフ全員がものすごいプレッシャーを感じながら
作っていたと思います。
このような賞を頂いたことで、
その苦労も少しは労うことが出来たのかなと思っております。
ありがとうございます。
本作はセガとトライエースがタッグを組む形で作った
新しい『ファンタシースター』のプロジェクトになります。
惑星から攻撃を受けて墜落した世界を舞台としたサバイバルや
巨大なエネミーとの戦いを生き抜くという、
非常に過酷な戦いを強いられる世界になります。
この世界から脱出する仲間たちと、仲間たちの絆を描く物語になっております。
超巨大エネミーとの戦いを、アドホック通信を使って
仲間たちと一緒に楽しんでいただけるような作りになっておりますので
ぜひご期待ください。
Bloodborne
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
ディレクター
宮崎 英高 氏
(株式会社フロム・ソフトウェア)
プロデューサー
山際 眞晃 氏
プロデューサー
猿渡 晴義 氏
- 受賞者
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開発をしておりますフロム・ソフトウェアの宮崎と申します。
あまり賞に縁がないので、何を言って良いのかよく分かりませんが
来場者の皆様の投票で選ばれる賞ということで、
投票して頂いて本当にありがとうございました。
そのご期待に応えられるように、
全力で開発していきますのでよろしくお願いします。
その感謝を伝えるために授賞式会場へ足を運ばせて頂きました。
プロデューサーのソニー・コンピュータエンタテインメント山際です。
本作は『Demon’s Souls』以来の、SCEとフロム・ソフトウェアの
共同タイトルとなります。
世界観としてはビクトリア、あるいは
ゴシックホラーの世界観をベースに、
独特の恐ろしい世界観を表現しております。
ゲームの舞台は古都ヤーナムという古い町でして、
そこで「獣の病」というものがまん延しています。
プレイヤーは狩人(ハンター)となりまして、
その獣を狩っていくという物語になっております。
かつてない死闘、恐ろしい戦いの中、
狩人となって血まみれの戦いを制していく
圧倒的な達成感と喜びを感じてほしいと思います。
現在、鋭意制作中でございます。
どうぞご期待ください。よろしくお願いいたします。
METAL GEAR SOLID Ⅴ: THE PHANTOM PAIN
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
小島プロダクション
統括マネージャー
村岡 一樹 氏
- 受賞者
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『METAL GEAR SOLID Ⅴ: THE PHANTOM PAIN』制作者、
制作チームを代表しまして、皆様にお礼申し上げます。
このタイトルは、刻々と環境変化するオープンワールドに
自由潜入するというコンセプトのゲームですけれども、
『メタルギア』シリーズとして新たなストーリー展開とともに、
新しいゲーム性というのが皆様に期待されて、
今回の受賞につながったのではないかなと思っております。
この賞を励みに、皆様に喜んでいただける作品を作り上げられるよう
これからも制作を続けてまいります。どうもありがとうございました。
モンスターハンター4G
株式会社カプコン
プロデューサー
辻本 良三 氏
ディレクター
藤岡 要 氏
- 受賞者
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『モンスターハンター4G』のディレクターをしております藤岡要です。
本日はこのような賞を頂くことができて、本当に嬉しく思います。
どうもありがとうございます。
ユーザーの方に選んでいただいた賞ということで、
それだけ期待が大きいのかなと思います。
昨年に発売しました『モンスターハンター4』をベースに、
さらにもっと広く多くの人に遊んでほしいという意気込みで、
さまざまな要素を追加し今回、挑んでおります。
『4』の時にも本当にいろいろなことに挑戦して、
ユーザーの方にどれくらい受け入れてもらえるかな
というものを感じながら作っていました。
今回このような形で評価をいただけたということは、
そういった開発の思いがしっかりユーザーの方に届いているのかなと
思っております。本当にありがとうございます。
プロデューサーの辻本です。
今回の『モンスターハンター4G』は
去年発売した『モンスターハンター4』の続編にあたります。
『モンスターハンター4』を遊んでくださった皆様に、
さらにこの『モンスターハンター』の世界、システムで、
もっともっと遊んでいただきたいという気持ちを込めて作ったタイトルであります。
もちろん様々な追加要素も数多く入れており、
モンスターやプレイヤーのアクションも追加しております。
さらに、長く遊んでいただきたいという気持ちもありまして、
今まであったダウンロードコンテンツも、エピソードクエストという、
今までになかったダウンロードコンテンツも用意しており是非、
長く遊んでいただけたらと思っております。
『モンスターハンター4G』は、約3週間後の10月11日に発売となっております。
よろしくお願いいたします。
龍が如く0 誓いの場所
株式会社セガ
『龍が如く』シリーズ総合監督
名越 稔洋 氏
- 受賞者
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『龍が如く』は、これで実は8回目のフューチャー部門を受賞させて頂きました。
8回目といっても、発表がある間際になると実は結構そわそわして、毎回かなり緊張しております。
正直に申し上げて、われわれチーム一同、
『龍が如く』というものを立ち上げた10年前から、
その初心というものを忘れたことはありません。
今回の『0』というのは、
まさにその初心に帰るというコンセプトも含めたタイトルになっております。
10年前には社内外も含めて結構辛辣に叩かれたタイトルが、
10年後に8回目の受賞ができるようなタイトルになれるとは、
おそらく誰も想像しなかったと思います。
しかし、それはやはりゲームを愛するスタッフたちが、
初心を忘れないで一生懸命に頑張ってきた執念の結晶だと思っております。
今回はそういう意味も含めて、改めて感激しております。
本当にありがとうございました。
今回は1988年いわゆるバブル期の頃の日本が舞台になっております。
私の世代は大学生でしたが、昔、その頃に青春時代を送った方にとっては
街もこうなっていたし、こういうお店もあったし、こんなイベントがあったし
こんな事件もあったよねと思える作品となっております。
若い人から見たら、バブル期というのはある種フィクションの時代だったかもしれませんが、
フィクションの設定に現代人が飛んで何かが起こるみたいなドラマは結構あると思いますから、
そういう楽しみ方も意外とできるかなと思っております。
もちろん『龍が如く』らしい豪華なキャスティング、
そして熱い人間ドラマという部分は全く変わらず、今回も一生懸命に追求しておりますし、
ミニゲームを含めて、Vita用のアプリを含めて、一生懸命に頑張っておりますので、
ぜひ注目してください。よろしくお願いします。
Oculus Rift
Oculus VR
池田 輝和 氏
- 受賞者
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Oculus VRの池田でございます。
今回はこのような名誉ある賞を頂きまして、本当にありがとうございます。
名立たるゲームソフトが受賞をされている中で、
ハードウェアの我々がここに来ていいのかなと恐縮しておりますが、
ありがたく頂いていきたいと思います。
ありがとうございます。
我々Oculus VRが提供しているこちらの「Oculus Rift」は
バーチャルリアリティのヘッドセットです。
正直、説明しても全く分からないのでやはり体験してくださいとしか申し上げられませんが、
360°見回すことができ、バーチャルリアリティの空間に入ったように感じられるヘッドセットでございます。
まだ開発キットでございまして、製品版がいつ出るのか、
幾らで出るのかどのような仕様で出るのかというところは、
まだ発表しておりませんし我々自身も分かっておりません。
ですが、こんな状態の中で、開発会社の方々が未来を感じていただいて、
面白いコンテンツをどんどん出していただいております。
それを今回「東京ゲームショウ」の場で展示することができて、
このような名誉ある賞を頂けて嬉しく思っております。
このバーチャルリアリティの世界というのは、
実際にこの「TGS」の中でもいろいろなコンテンツが出ておりますし、
ハードウェアとしても、我々Oculus VRの製品以外にもいろいろ出ていると思います。
これからの未来については、このバーチャルリアリティというものがどんどん入ってくるというか、
これからの未来の一部をつくっていけたらいいなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。