日本ゲーム大賞2013

日本ゲーム大賞

フューチャー部門 講評

株式会社 エンターブレイン 代表取締役社長  浜村 弘一 氏
(当日は欠席のため、司会者が代読)

今回のゲームショウを一言で表すキーワードは、
「融合」だと思います。

新世代のゲーム機が展示されている横では、家庭用ゲーム機と遜色のないクオリティーのスマートフォンゲームが展示されていました。

そのブースの前では、クラウドを使ったゲームシステムが展示され、さらにその横には独立系のインディーズゲームがずらりと並んでいました。

あらゆるものが、ジャンルを超えて融合していくゲームの世界。ほんの数年前の東京ゲームショウとは様変わりしている状況でした。

今回のフューチャー部門でユーザーから選ばれた作品も、融合し、変化するゲームのトレンドを反映したものになったように感じました。まず新世代の登場に合わせて、最先端の映像を楽しませてくれる作品が審査員の大方の予想通り選出され、続編のタイトル、新規タイトルの作品も混ざりながら、ずらりと並びました。

その一方、スマートホンで一世を風靡した作品が、驚くほどの大きな得票を集めランクインしました。
またゲーム機の世代を超えて、新旧両フォーマットで同時に発売される作品。その両フォーマットをネットでつなげて楽しめる作品も、対応機種の多さも反映して、ユーザーのチョイスに入っています。

さらに、いままで弱いと言われてきた海外作品が、ユーザーからの熱い支持を集め、かなり上位に押されて入ってきていたことも付け加えさせていただきます。

世代が融合し、プラットフォームの壁も融合するゲームの世界。
年末から年明けにかけて、ゲーム市場が大きく盛り上がるであろうと期待をさせてくれるに十分なラインナップが選出されたと思います。

とてもワクワクする作品が受賞されたことを審査員一同、投票をしていただいた全てのユーザーに感謝を伝えたいと思います。
ありがとうございました。

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