日本ゲーム大賞実行委員長  辻本 春弘 氏

日本ゲーム大賞 実行委員長の辻本でございます。
まずは、受賞された方々、受賞おめでとうございます。

そして、今年も多数の方々からご応募頂き、
誠に有難うございます。

また、選考にあたり、ご協力いただきました多数の
ゲーム関係者の方々に、御礼申しあげます。

主催者として、今年の東京ゲームショウについてお話をさせていただきます。

今年は昨年に続き、スマートフォンやタブレット端末に対応したゲームが数多く出展されていますが、PlayStation 4や、Xbox Oneなど、次世代ゲーム機向けタイトルも出展されています。

次世代ゲーム機は、スマートフォン、タブレット、PC等、様々なデバイスと連携が可能です。
自分や友人、それぞれがプレイしたデータを、様々なデバイスを通じてシェアすることができ、
ゲームを通じて人とつながることで、ゲームの持つ可能性が更に広がって行きます。
そしてこの事は、いつでもどこでもゲームを楽しめる環境が整ったことを意味します。

また、ゲームビジネスは、従来はパッケージ販売のみでしたが、現在では、ネットワーク経由で販売ができ、従来の流通を経由するB to Bのビジネスから、直接ゲームユーザーに販売するB to Cのビジネスに変化しています。

メーカーとユーザーの距離が一層近くなり、ユーザーの動向を見てゲーム内容を修正・改善しながら運営を行う新たなビジネスモデルが登場しています。

また、東京ゲームショウでは、数年前からアジアへ向けた産業の発展をテーマとして開催して参りました。

今年も昨年に増して、アジアの国々をはじめ海外より数多く出展いただいています。

今までゲームは、先進国と言われる国々が大きな市場を形成していましたが、これからは新興国をはじめとする多くの国や地域においても、市場の拡大が見込まれています。

このように、ゲーム産業はこれからますます発展していきます。
今回、授賞式に参加されるアマチュアの皆様には、是非ともこのゲーム産業においてその能力を発揮し、世界中の多くのユーザーに楽しまれるゲームを目指して頑張っていただきたいと思います。

来年も、多くの作品を応募いただき、さらに優秀な作品を表彰できることを期待しています。
簡単ではございますが、主催者代表の挨拶に代えさせていただきます。
ありがとうございました。