日本ゲーム大賞2009 > 受賞作品

タイトル	METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS
発売日	2008年6月12日
価格	8,800円（税込価格）
プラットフォーム	PlayStation®3
販売元	株式会社コナミデジタルエンタテインメント
発売元	株式会社コナミデジタルエンタテインメント
開発元	株式会社コナミデジタルエンタテインメント
URL	http://www.konami.jp/mgs4/jp/
コピーライト表記	(C)2008 Konami Digital Entertainment

映像、音響、ストーリー、ゲームシステムの全てにおける圧倒的なクオリティーと
ボリューム。ゲームという枠組みを超えた最高のエンターテインメント作品。
一般投票では「感動した！最高！」との声が。
ユーザーの期待に見事に応え、熱狂的な支持を受けての受賞となりました。

PS3専用ソフトとして累計販売本数歴代No.1を記録！
　
「メタルギア」シリーズは1987年に第1作を発売し「敵に見つからないように潜入する」スリルを体感する“潜入諜報アクション”という画期的なジャンルを築いた小島秀夫監督作品にして、全世界でシリーズ累計販売本数2700万本を突破。
　
本作では、シリーズ歴代キャラクターが総出演し、PS3の性能を最大限まで引き出し制作。現行ゲーム機のソフト中でも類を見ない、全編フルHD映像・5.1hサラウンドを実現し、世界各国で多数の賞を受賞。
　
2014年、民間軍事請負企業(PMC)の台頭は、戦争をビジネスへと変えた。主人公「ソリッド・スネーク」は宿敵を追い、制御された戦場へと単身潜入する。しかし、伝説の英雄「ビッグボス」のクローンである彼の肉体は、急速な老化を見せていた―。
　
伝えられないもの“SENSE”をテーマに、「ソリッド・スネーク」最後の戦いの幕が上がる。

この度は「日本ゲーム大賞2009」優秀賞に選んで頂いてありがとうございます。
大変、光栄に感じております。
　
「メタルギア」シリーズは今年で23年目を迎えますが、「MGS4」はこれまでのメタルギアSAGAでも特に、デジタル・エンタテインメントの集大成として制作した、特別思い入れのあるタイトルです。そしてそれだけに日々格闘しながら、煩悶しながらも、奇跡的に完成できた作品でもあります。
　
MGSシリーズの根底に流れるテーマは「次の世代に伝えるもの」です。これまでのMGSでは「遺伝子(GENE)」、「ミーム(MEME)」、「時代(SCENE)」等を「伝えるべきキーワード」として組み込んで来ました。今回のMGS4ではあえて「次の世代には伝えにくいもの」である、「人の意志」や「感性」を意味する「センス(SENSE)」を扱いました。その意図はデジタルツールを使い、なんでも即物的に答えを知ろうとする現代社会の若者達に「伝えにくくても忘れてはいけないこと」をアナログに「感じて欲しかった」からです。
　
今回の受賞の知らせを聞いて、「僕らの意志も幾ばくかはファンの方々に伝えることが出来たのかも？」と安堵すると同時に、「MGS4を完成させる事が出来てよかった」と改めて感じました。ありがとうございました。
　
ゲームデザイナー　小島　秀夫