日本ゲーム大賞2009 > 受賞作品

タイトル	ホシポチャ
プラットフォーム	PC
学校名	尚美学園大学
受賞者	LE KHANH HUY

個人的には、一番印象に残った作品です。
　
ルールがわかりにくい、ゲームとしてまとまっていないなど、いくつか致命的な部分もあるのですが、それを補ってあまりある唯一無二のムードを持った作品だと思います。
　
ネオンや花火を連想させる幻想的な芸術性。そして、自在に囲むというインターフェイス。まるでクレヨンで夜空に絵を描いている気持ちにさせてくれる画面の生かし方。これらをみごとに具現化している技術力。しかも制作は一人で行ったとのことで、非常に感心させられました。
　
次回は是非、テイストの良さを生かしつつ、わかりやすい遊び心地まで最後の調整に挑戦してください！

マウスを使い、夜空に円や四角を描いてアクションを起こす、落書き型アクションゲーム。
　
プレイヤーは不思議な植物「ホシポチャ」を敵から守り、花を与えて実を育て、夜空に佇むお姫様に届けます。花を与えるには円を描き、敵を倒すには四角を描いて隕石を発生させます。
　
軽やかなタッチで、落書きをしているような感覚が楽しい独自のゲームシステムとアーティスティックな世界観が印象深い作品です。

日本ゲーム大賞の佳作を頂いて、本当に嬉しく思っております。
　
このゲームは今までにあったゲームと違って、新しい遊び方でゲームを楽しみながら、芸術性も感じることが出来るゲームです。一人で2か月をかけて、この作品を作りました。短い時間でしたが、ゲームの細かい所まで手を入れました。
数学演算で遊ぶ人にどのぐらい綺麗な曲線と直線が描けるのか計算してあります。そして、植物が自然に成長していると見せる為に、植物の動きはアニメーションではなく、すべてプログラミングで計算しました。ゲームプレーヤーはその様な点が分らないと思いますが、自分にとってこのゲームを作る時、様々な苦労をして楽しい時間が過ごせました。
　
今後も“今までにないゲームを作ろう”と言う目標で新しいアイデアを出して、新しい作品を作りたいと思います。