タイトル
Painting Wear
プラットフォーム
PC
学校名
新潟高度情報処理技術学院
受賞者
酒井 優
ステルスゲームというジャンルでは、敵基地に潜入して敵や監視カメラに見つからないように進む過程での、ハラハラドキドキ感と作戦性が面白さのキモになります。
この作品も、まさに潜入ものなのですが、主人公が透明人間だと。透明人間なら敵から見えないので隠れる必要がない。それでゲームになるのか?と疑問に思ったわけですが、プレイしてみて納得しました。
透明人間だが白ペンキプールにはまるとその部分が可視化され、発見されやすくなる。そして水プールに入れば水に触れた部分だけ洗い流され透明に戻る。
考えてみれば、そんなご都合主義な敵基地があるはずもないのだが、そこは、主人公が透明人間であるという設定と、サイバー感漂うグラフィックによって受け入れさせてしまう。こんな架空の世界なのにハラハラさせてくれるし、透明人間のペンキ汚染の「度合い」や「部位」がトラップの突破などアクションに影響を与えるところにゲームらしい作戦性がある。
アマチュアらしい自由な発想で可能性を感じさせる作品ということで選出させていただきました。
主人公は敵のアジトで捕らわれの身。
アジト各所に設置されたトラップを掻い潜り、脱出を試みます。
透明人間である主人公には、敵のトラップは無意味。しかし、色の付いた液体が体に付いてしまうと、その姿が現れ、トラップをスルーできません。透明に戻ることが出来るシャワーやプールを駆使してトラップをかいくぐり、次の扉を開きます。
思わず手に汗握る緊張感と、斬新なアイディアが光る作品です。
この度は、このような素晴らしい賞をいただき大変嬉しく思っております。
この作品はまず「透明人間」というアイディアから始まりました。透明人間をどう生かすか、どうゲーム性を出すかを考えながら作成した作品で、うまく表現できていれば幸いです。
また、この作品はアイディアからプログラムまで自分一人の力ではなく、先生方や友人達からの助力があり完成、さらに受賞までたどり着くことができました。皆さまには本当に感謝をしています。
今後もこの受賞を励みに皆におもしろいと言ってもらえるようなゲームを作りたいと思っています。ありがとうございました。
ページの先頭へ