経済産業省 大臣官房審議官
武井 俊幸 様

皆さん、こんにちは。ご紹介いただきました経済産業省の武井と申します。「日本ゲーム大賞 経済産業大臣賞・年間作品部門」発表受賞式の開催にあたり、ご挨拶を申し上げます。
 
先ほど「東京ゲームショウ」の会場を拝見いたしましたが、その熱気に圧倒されました。この景気の厳しい中においても、日本国内だけでなく海外にも日本のゲームが大変活発な展開をされていることを非常に嬉しく思っております。経済産業省としてもコンテンツ産業がさらに振興していくお手伝いをしたいと思っておりますが、その中でも、海外展開も活発なゲーム産業に大変期待を寄せております。
 
個人的には、久々にゲームの展示会場にやってきたのですが、25年程前のゲーム産業の創世記の頃を改めて思い出しました。当時、あまり性能の良くないハードウェアの中で、皆さん工夫してゲームソフトを作っていらっしゃいました。当時に比べると、現在は、ハードウェアも大変立派になってコンテンツ制作者の方々も、存分に腕を振るえる時代がきたのかなということで、大変楽しく「東京ゲームショウ」を拝見させていただきました。
 
こうしたゲーム産業の発展は、技術モデルを作った方々、機器を開発された方々、それから事業を立ち上げたコンピュータエンターテインメント協会の会員各社の方々等、皆様の努力の賜物だと思いますが、やはり原点は良いゲームを作り出し、世に送り出そうとしたクリエイターの方々の努力が、非常に大きいのではないかと思っております。
 
この「日本ゲーム大賞」は1996年に始まって13年目と伺っておりますが、経済産業省でも昨年から「経済産業大臣賞」ということで、特にクリエイターの方々を念頭に置きまして、ゲーム産業の発展に多大なる貢献をされた方々に、本賞をお贈りしております。これまでに様々な賞を受賞された方々、また本日栄えある賞を受賞される方々を含め、日本のゲームクリエイターが、ますます日本のゲーム産業を発展、更には、海外に大きく展開していくパイオニア、担い役としてご活躍いただくことをご祈念申し上げます。
 
そして最後になりましたが、コンピュータエンターテイメント協会並びに会員各位の方々、そして本日お集まりの方々の益々のご発展を祈念申し上げまして、簡単ではございますが私からの挨拶とさせていただきます。
 
本日はどうもありがとうございました。