社団法人コンピュータエンターテインメント協会
会長 和田 洋一

本日は「日本ゲーム大賞 経済産業大臣賞・年間作品部門」発表授賞式にお集まり頂きまして、誠にありがとうございます。
 
さまざまな方から「今回の東京ゲームショウの見所は何か?」と聞かれますが、作り手の錬度が高くなった、自信作が出ている年だという風に申し上げております。
 
ゲーム機が新しくなって、およそ4年経ちました。試行錯誤を繰り返し、作り手の方もどういう作り方をしたらいいのかと慣れてきた所だと思っております。それから何よりも大切なのは、それぞれのゲーム機で、お客様が何を期待されていて、どういう遊び方をなさっているかを見ることが出来る状態で、ものが作れていることだと思っております。今回、受賞されているのは、そういったお客様のお顔もゲーム機もわかった状態でクリエイター達が自信を持って作ったもの、つまり元気なゲームが受賞されております。
 
また、この発表授賞式には、その年に素晴らしい作品を生み出したクリエイターの方々にきちんと敬意を表するためはもちろん、それぞれのタイトルや自分の隣で受賞した方々と交流を深めてお互いに刺激をし合っていただきたいという趣旨もございます。クリエイターや関係者が一堂に会した発表授賞式が執り行われることで、業界全体の活性化につながることを期待しております。
 
本日の受賞タイトルは、全て自信作として作られたゲームばかりでございます。どうか最後までじっくりご覧ください。
 
ありがとうございました。