発表授賞式


 
  

会長挨拶/社団法人コンピュータエンターテインメント協会
会長 和田 洋一

 本日は、お忙しい中、東京ゲームショウ2007・日本ゲーム大賞2007懇親パーティーにお運びいただきまして誠にありがとうございます。ご来場の皆様、また、経済産業省様、NTTドコモ様、日経BP社様、関連するすべての方々のご支援のお陰で、今年も無事に東京ゲームショウの開催にこぎ着けました。

 昨年、この東京ゲームショウで、ゲーム産業が成長の第2ステージに入ったということを申し上げました。お客様の広がりということでいきますと、従前からゲームに親しんでくださっているユーザーの方々以外にも広がりを見せておりますし、地域で見ましても、欧米はもとより、アジア諸国に至るまで、ゲームというエンターテインメントが非常に浸透してきております。このように、ゲームが、世界的なエンターテインメントの一つのジャンルとして完全に市民権を得た状態、それがゲーム産業の第2ステージ突入ということなんだと思います。CESAとしましては、この第2ステージにおいて産業をどのように成長、発展させていくかということにつきまして、国際化、そして、業界内、業界外におけるさまざまな連携、という2つをテーマに取り組んでおります。今回、ビジネスデーを一日増やし、より多くの方々との交流の場を設けたというのも、この一環です。

 また昨日、JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)のオープニングのセレモニーがございましたけれども、コンテンツ産業におけるさまざまなイベントを集め、およそ1か月にわたって開催するコ・フェスタのオフィシャルイベントという位置付けも得て、業界を超えた動きにも注力していこうと思っております。加えて、お気づきかもしれませんが、今回の東京ゲームショウでは、各種カンファレンスのプレゼンテーターなどとして、海外の識者の方々にもご参加いただいております。会場表示も、できるだけ英語も併記し、国際化を意識しております。

 このような取組みの結果、今回の東京ゲームショウには、昨年の148社に対し、今年はおよそ45%増の217社にご出展いただいております。初めて出展いただく方が非常に増えております。ゲーム産業に対する注目と、ゲーム産業以外からの参入、こういったところが数の上でも見て取れるのではないかと思っております。また、海外からの出展社も今年は97社と、昨年の51社から倍増しております。非常に国際的な、あるいは業界を超えた交流の場になってきている、それが今の東京ゲームショウでございます。

 最後に、今後も、このゲーム産業を日本を代表する産業としてさらに発展させていくために、CESAとして尽力して参りますので、どうか変わらぬご支援、ご指導のほど、よろしくお願い致します。ご清聴ありがとうございました。