日本ゲーム大賞2007「年間作品部門」では去る4月16日から7月27日までの間、インターネットとはがきによる一般投票を実施いたしました。
その結果、実に830タイトルが選出され、その後、日本ゲーム大賞選考委員会による最終審査を経て、各賞を決定いたしました。
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「年間作品部門」受賞作品一覧
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グローバル賞
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ベストセールス賞
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特別賞
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優秀賞
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大賞
グローバル賞は海外市場において最も高い評価を得た日本作品と海外作品の2つの作品に贈られました。
各受賞者にはトロフィーが贈呈されました。
プレゼンター:
社団法人コンピュータエンターテインメント協会
副会長 石塚 通弘
ディレクター
河野 禎則 氏
デッドライジング/株式会社カプコン
伊集院:
まずは、今のお気持ちを聞かせてください。
受賞者:
大変うれしいです。チームの人間にはすごい苦労をかけてしまいましたので、報われたなと思っております。
伊集院:
個人的な質問なんですが、グロテスクな表現とかいろいろなことを、みんなからもっとほしいもあれば、押さえてほしいもある中で、あそこまで行くと、ちょっと面白いというか、もしかしたら真面目な方は「伊集院、それはどういうセンスなんだ」というかもしれませんけど、あそこまで過剰に演出されると、いけちゃうっていう…
受賞者:
そうですね。不思議なもので、あそこまでやるとウソだろうという感じで、逆に笑えてしまうと。実は、私はホラーとか苦手なんですけど、あれは結構笑いながら、と言ったら不謹慎かもしれないですけど、楽しんで作りました。
伊集院:
僕も実はホラー系、苦手なのにもかかわらず、楽しませていただきました。受賞おめでとうございました。
プロダクトマーケティングマネージャ
村山 功 氏
Gears of War/マイクロソフト
伊集院:
今のお気持ちをお願いします。
受賞者:
大変光栄でございます。ありがとうございます。
伊集院:
作品との関わり方はどういうかたちで?
受賞者:
日本のマーケティングの担当をしております。
伊集院:
海外からあれだけの評判のものが出来上がって、マーケティングする上でのプレッシャーはありましたか?
受賞者:
ありました。あと、弊社で初めてのCERO Zタイトルということもございまして、一部はUS版から直す部分もあったりとかしましたので、ちょっと慎重にやらせていただきつつ、今回受賞できて、大変光栄でございます。
伊集院:
そのプレッシャーの中、こうやって壇上に登ってます。おめでとうございます。
ベストセールス賞は日本国内で最多販売本数を記録した作品に贈られました。
受賞者にはトロフィーが贈呈されました。
プレゼンター :
中西 史子様
由英君
弘匡君
株式会社ゲームフリーク
ディレクター
増田 順一 氏
<ユーザ代表>
(右より)
中西 史子 様
弘匡 君
由英 君
ポケットモンスター ダイヤモンド・パール/株式会社ポケモン
受賞者:
本当にとても素晴らしい賞をありがとうございます。やっぱり、作り手としては何よりも遊んでいただくことを願って作っておりますので、こうやって本当にプレイしてくれた人からこういうものをいただいたりして、とてもうれしく思っています。
伊集院:
やっぱり、ユーザーの手に渡ってしまうと、評価はもうユーザーのものになるじゃないですか。そのユーザーが、わざわざこういう日に来て、トロフィーを渡したいと思ってくれること、そして渡してくれること、どうですか?
受賞者:
いやもう一番うれしいですね。今日はホント、来てよかった、ここに上がれてよかったっていうくらいうれしいです。ありがとうございます。
伊集院:
それでは、プレゼンターの中西君、お兄ちゃんのほうからいこうかな。お兄ちゃん、何か聞きたいこととか、言いたいこととか、やってどうだったかな?
由英君:
う〜ん…。野生のポケモンと戦ったり、友だちと交換したり、友だちとバトルするのが楽しいです。
伊集院:
照れくさい中、一生懸命、ここが面白いと言ってもらいましたよ。お母さんとしては、子供がゲームをやっているのを見てどうですか?
中西様:
子供のものだと思って、最初は与えるのをだいぶ躊躇していた時期もあったんですけれども、子供はもちろん楽しいし、父親もすごく楽しんで、親子の会話もすごく弾むようになったし、下の子はあまりまだ文章が読めないんですけれど、読めないなりに楽しいところがあるし、私も楽しいので、とてもよかったと思っています。
伊集院:
どうぞ、会場の皆様、プレゼンター、関係者の皆さんに、大きな拍手をお願いします。
この賞は一般投票によるユーザーからの支持に加え、各選考委員からの推薦により与えられる賞です。2作品が選出されました。
受賞者にはトロフィーが贈呈されました。
プレゼンター:
社団法人コンピュータエンターテインメント協会
副会長 石塚 通弘
プロデューサー
坂上 陽三 氏
アイドルマスター/株式会社バンダイナムコゲームス
伊集院:
それでは、喜びの声を聞かせていただきたいと思います。
受賞者:
今回、特別賞を受賞しまして、大変光栄に思っております。バンダイナムコの支えてくれたスタッフ並びに、何と言ってもアーケードから支えてくれたファンの皆様に感謝したいと思います。ありがとうございました。
伊集院:
一昔前だと、アーケードから家庭用に移るということは、それこそファミコンの時代だと100%は無理だったわけじゃないですか。でも今や、アーケードよりパワーアップせよというようなプレッシャーってあると思うんですけれど。
受賞者:
そうですね。やっぱり今回は、Xboxという次世代機、これが登場したことが大きかったですね。そこでハイデフで映像が出せるというところで、今回モーションとか、そういうところを非常に懲りましたので、そこを再現するというところでパワーアップを図っていきました。
伊集院:
とても素晴らしいゲームですね。
プロデューサー
植村 比呂志 氏
オシャレ魔女 ラブ and ベリー 〜DSコレクション〜/株式会社セガ
伊集院:
いろいろなプレッシャーがあったと思いますが、まず喜びの声を聞かせてください。
受賞者:
「ラブ and ベリー」も、もともと業務用のゲームなんですけれども、子供たちみんながみんな、ゲームセンターに入れるわけではないので、家庭用にして、より多くの子供たちにやってもらえたので、本当に今回、家庭用で作れてよかったなと思います。
伊集院:
お母さんとお嬢さんという関係でゲームをやってもらえる…いかがです?
受賞者:
やっぱり子供の幸せって、今楽しいことがすごく重要だと思うんです。子供って、その瞬間その瞬間、家族で楽しいと、将来に夢がもてるようになるんです。ですから、家族で楽しめる、お父さん、お母さんと楽しい記憶を作るということを目標としてやってきましたので、本当にうれしいなあと思います。
伊集院:
親側がイヤイヤつき合ってるんじゃなく、一緒に楽しめるというのは、本当に美しい光景だし…
受賞者:
ホントにそう思いました。絶対、ゲームって必要なものだと思いますし、子供の幸せのためには、これからどんどん活躍できるメディアだと思います。
伊集院:
何かこう、業界関係者全員が胸を張れるような、うれしいコメントでした。どうも、このたびはおめでとうございました。
優秀賞は年間を代表するにふさわしい優れた作品に贈られる賞です。今回は13作品が選出。
各受賞者にはトロフィーが贈呈されました。
プレゼンター:
社団法人コンピュータエンターテインメント協会
会長 和田 洋一
ディレクター
嶋村 隆行 氏
Wii Sports/任天堂株式会社
受賞者:
Wiiスポーツは、ひとりでも多くのお客様にWiiリモコンを触っていただきたい、という強い思いで開発をしてきたんですけれども、今日このような賞をいただけたということは、皆さんにその思いというのが伝わって、評価していただけた結果だとうれしく思っております。本当にありがとうございました。
伊集院:
最初に自分の振ったとおりにバットが振れたり、ボールが動いたりする時の、あの感じは39歳の僕でビッグバンという感じでしたよ。みんなのビッグバンの感想が届くじゃないですか。どういう気持ちでした?
受賞者:
自分たちで開発していても、開発チームのみんなが一緒に遊んで、作りながらも楽しんでいけましたので、そういう意味ではお客さんに楽しんでいただけることは確信してまして、実際そういうかたちで結果も出たので、大変うれしく思っています。
伊集院:
おめでとうございます。
常務執行役員
開発管理統括
山下 佳文 氏
大神(OKAMI)/株式会社カプコン
受賞者:
そもそものコンセプト、大自然を舞台として「癒し」をテーマに、ユーザーターゲットはあまねく、あまたの老若男女というチャレンジングなタイトルです。そのタイトルを高く評価いただき、ありがとうございます。大変光栄に思っております。
伊集院:
いろいろなことを経て、こういう評価が出る…どういう気持ちなんでしょう。
受賞者:
何度も空中分解しそうなプロジェクトだったんです。それが、何とか出来上がったというのは、その癒しっていう、世の中に氾濫している言葉よりも、もっと本質的なところをプロジェクトのメンバーが、漠然とではあるが共有できていたということが、成功につながったと思います。
伊集院:
どうもおめでとうございます。
株式会社バンダイナムコゲームス
チーフプロデューサー
堀内 美康 氏
株式会社コーエー
チーフプロデューサー
鯉沼 久史 氏
ガンダム無双/株式会社バンダイナムコゲームス
受賞者:
ガンダム、無双という、我々にとってもコーエーさんにとっても大きなキャラクターというかシステムを持ち寄った作品ですし、それぞれ裸にならなければ、ものが作れないというところもあって、お互いに協力し合って作り上げました。
伊集院:
それぞれの無双ユーザー、ガンダムファンがすごく期待する、さらにはPS3っていうのはどういうものなの、みたいなその期待がくるわけじゃないですか。
受賞者:
そうですね。ほとんど途中でも、終わってからも何度もコーエーさんと話すんですが、やはりガンダムであり、無双であり、PS3は我々にとって初挑戦であり、非常に大きなプレッシャーだらけの中だったんですけれど、正直言うと、楽しくチャレンジできたかなという感想をお互いにもっています。
伊集院:
本当に、このたびはおめでとうございました。
ディレクター
青沼 英二 氏
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス/任天堂株式会社
受賞者:
当初、ゲームキューブで制作していたゲームだったんです。それが途中から、任天堂がWiiというハードを出すことになりました。急遽、それに対応したかたちで、両方出してしまおうという話になりました。とにかく、その2つを作らなければいけない、しかもハードの発売日に間に合わせなければいけない。この2つがものすごい重圧になりまして、かなり髪の毛も白くなりまして、大変な思いで作ったんですけれども、先ほど、投票理由、皆さんから寄せられたものを見せていただいたんですけれども、ハードの特性にとってもよく合っていて、新しいゼルダを遊べた気がするっていうふうに皆さんが言ってくれたので、本当に苦労して作った甲斐があったなと思っています。ありがとうございました。
伊集院:
報われましたね。正直なところ、ハードがこの時期に出るから、もしくはもともとのハードとは違うものを作れ…「無茶言うなよ」と思う時もあるんですか?
受賞者:
そうですね。ただ、自分の会社のことで何ですが、任天堂って結構いろいろおかしなことをたくさんやるじゃないですか。それは、開発者としてはやっぱり手を出したくなってしまうんですよ。これでもっといろいろなことができるんだったら、もうやらざるを得ないというか、やらないでいると開発者としてはダメなんじゃないかっていうふうに思ってしまうような、そういうことをずっとやってきていて、それが次々新しいゲームを作っていく原動力になっているのかなと、そんな感じがしてます。
プロジェクト推進部
プロデューサー
犬塚 太一 氏
ドラゴンクエストモンスターズジョーカー/株式会社スクウェア・エニックス
受賞者:
ユーザーみたいな感想になってしまうんですが、本当にうれしくて、ゼルダとマリオの間に挟まれていますからね。何事ぞっていう感じなんですけれど。本当に関わったスタッフの皆さん、それから買っていただいた、遊んでいただいたユーザーの皆さんに感謝したいと思います。
伊集院:
私事ですが、小笠原に旅行に行って、小笠原に行ったら毎日大雨。行った30時間の船、帰りの30時間の船で得たものは、このドラゴンクエストモンスターズジョーカーのみという1年のスタートを切りまして、お陰で、すごくこれの楽しさは、奥の奥までわかりました。芸能界でもものすごく流行りましたよ。これからも素晴らしい作品を期待しています。
ディレクター
足助 重之 氏
Newスーパーマリオブラザーズ/任天堂株式会社
受賞者:
こうやって賞をいただけると、本当に開発は大変だったけれど、頑張ってきてよかったなと、本当に報われた気持ちでいっぱいです。今回のマリオを作ろうと思った経緯を、ちょっとだけ話したいと思うんですけれども、僕がスーパーマリオというゲームに出合ったのが、小学校の頃、ファミリーコンピュータのスーパーマリオブラザーズというゲームが始まりでした。その時は、ただただ面白くて、時間が経つのも忘れるくらい夢中になって遊んだという思い出があります。それからマリオのゲームが出るたびに、夢中になって遊んだっていう思い出があるんですけれども、今回のこのマリオの企画を練り始めようとしていた時は、ちょうど世間ではゲーム離れという話題が取りざたされるようになっていました。実際、僕のようにマリオを無我夢中になって遊んだっていう人でも、いつの間にかゲームをまったく遊ばなくなっていたんですね。それを何とかしたいと思いまして、その人たちにゲームの面白さをもう一度思い出してもらいたいなと、今回のマリオで、昔のマリオを思い出してもらえるような、それでいて新しいマリオを作ろうと、そう思ったのがきっかけで今回作りました。さらに伊集院さんの奥様のような、最近になってゲームをされた、普段あまりゲームをされないという方も多くいましたので、そういう方に向けては、このマリオでゲームの面白さをもっと知ってほしいなと、そういう思いを込めて作りました。その結果、多くの方に遊んでいただけましたし、本日このような素晴らしい賞にも選んでいただけまして、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。
伊集院:
少年の時の自分を満足させるものができましたか?
受賞者:
はい。スタッフみんながそういう思いがあって作ったので、いいゲームができたと思っております。
伊集院:
おめでとうございます。
ミストウォーカー
制作総指揮
坂口 博信 氏
ブルードラゴン/マイクロソフト
受賞者:
ブルードラゴンは、個人的にも大ファンなんですけれども、鳥山明さん、「クロノトリガー」以来なんですけれども、それと音楽の植松さん、ディレクターの松本さん率いる開発チーム、かなり大人数だったんですけれども、とにかく、ひとつひとつ丁寧に積み重ねを作り込んでいこうっていうところがあって、その分、非常に思い入れのある作品になりました。その分、うれしいといいますか、どうもありがとうございます。
伊集院:
こういう言い方がどうなのかわからないけど、あえてXbox360に行かれた決断…。
受賞者:
人の出会いで、結局、過去に仕事をしたことのあるメインプログラマーですとか、マーケティングの人、そういった方たちとの出会いの中で、特にハードを選んだというよりは環境を選んだっていうところなんですけれど。
伊集院:
それによって、X
box
を買った子、すごいたくさんいると思うんですよ。
受賞者:
それはありがたいですね。
伊集院:
同梱パックを持って歩いている人がいっぱいるのを見て、これはすごいことだなと思ったんですよ。
受賞者:
同梱パックはいいですよね。私もセブンイレブンで3台買いました。
伊集院:
このたびはおめでとうございます。これからも面白いゲームをお願いします。
株式会社
ゲームフリーク
ディレクター
増田 順一 氏
ポケットモンスター ダイヤモンド・パール/株式会社ポケモン
受賞者:
初のDSのソフトとしてポケモンを作ったわけなんですけれども、タッチスクリーンをどうやって使うかということとか、さんざん悩みまして、うちのスタッフの根気のよさと努力のお陰で素晴らしいソフトになったと思います。今でも、日本だけじゃなく世界で発売された中で、日本のポケモンと海外のポケモンが交換できるようなシステムもありまして、相当数の方々が、ポケモン交換を世界中でやってくれているというふうになっております。うれしいことです。ありがとうございます。
伊集院:
すごいですね。国際交流ですね。
受賞者:
そうですね。究極のポケモンって言ったからには、世界で交換してやろうということで、多くの方々に本当にご協力いただいて実現することができました。
伊集院:
僕ら、お笑いをやっていると、言葉の壁があるし文化の壁があるから、「それってナニナニじゃん」とか「ナニナニかよ!」っていうツッコミって、以外に国境を越えないんですけれど、ポケモンなら越えるかもしれませんね。モンスターのたとえなら。
受賞者:
そうですね。ピカチュウというのは全世界同じ共通語だったりするので、海外に行っても何とか通じたりすることがあると思います。
伊集院:
新しい言語でもありますね。ありがとうございます。
プロデューサー
岡村 憲明 氏
メタルギア ソリッド ポータブル・オプス/株式会社コナミデジタルエンタテインメント
受賞者:
このメタルギア ソリッド ポータブル・オプスなんですが、すでに多くのファンを抱えているメタルギア ソリッドというブランドがございます。こちらのほうをポータブル機、街に出るということ、遊べるということ、そういうことをずっと考えて、どうすればポータブル機で出す意味があるんだろうっていうことをずっとスタッフと一緒に考えて作っていったタイトルです。評価していただいたということだと思います。選んでいただいた皆様、非常にありがとうございます。
伊集院:
いろいろなものを執念深く詰め込んだ感じがしますね。
受賞者:
そうですね。とりあえずPSPでやれることは全部やろうというふうなかたちでやりました。
伊集院:
苦労も多かったと思いますが。
受賞者:
そうですね。非常に大変だったんですけれども、すごく報われた気分です。
伊集院:
ありがとうございました。
プロデューサー
辻本 良三 氏
モンスターハンターポータブル2nd/株式会社カプコン
受賞者:
このモンスターハンターポータブル2ndは、去年のゲームショウでも出展させていただきまして、ちょうどその時、「来年、この場に立ちたいな」と思っておりましたので、大変光栄に思っております。今回は、携帯機としてのモンスターハンターの追究というのをコンセプトにおきまして、ゲームのテンポを早くするというのにかなり努めたんですが、なかなかゲームを作っているほうにとっては、見てほしい演出であったりとか、見てほしいところとかを携帯機ならではというかたちで、ちょっと簡易化して入れたんですけれど、そのへんとか、短時間で遊べる携帯ゲームとしての達成感と、目標のテンポを早くしたというところにこだわって作りました。また、協力プレイが醍醐味のゲームですので、今回、全国規模でのイベントとかもやらせてもらったんですけれど、極力、通信プレイをできる環境であったりだとか、皆さんが多くの方が集まっていただいて、みんなでゲームをする楽しみっていうのをもう一度味わってもらいたいと思いまして、イベントをいろいろさせていただきました。そちらのほうも大盛況で、やってよかったなと思っています。ありがとうございました。
伊集院:
僕、ゲームファンとして、近所のジョナサンで学生が4人、同じテーブルにすわってPSPで、「お前、そっち回れ」「あっち行け」っていうのを見た時に、ちょっと震えるくらい感動したんですけれど、そういう光景をご覧になりましたか?
受賞者:
そうですね。本当に、僕とかが昔、家に友達を呼んで、ワイワイ言いながらゲームをやっていた、その環境に本当に似てるなと思いまして、それを外で実際にそういう光景を目にできるっていうのは、本当にうれしかったですね
伊集院:
ありがとうございました。おめでとうございました。
総合監督
名越 稔洋 氏
龍が如く2/株式会社セガ
受賞者:
前作でも優秀賞をいただきまして、それに引き続き今回いただけたことは、本当にうれしい限りです。ありがとうございます。
伊集院:
前回は新ジャンルの開拓、今回はさらにハードルの上がる、それに恥じぬパート2、いかがでした?
受賞者:
もともとチャレンジとかトラブルというか、いろいろなこと続きの思い出があるプロジェクトなので、」前作を作った時は、何てものを作ったんだと怒られ、売れたら売れたで、早く2を作れと言われて怒られ、2が売れて今回出展しております「龍が如く 見参!」の企画書を出した時は、何で3じゃないんだと怒られ、でも、怒られているうちはこのプロジェクトはきっと売れるんだというふうに僕は信じていますので、次もその期待に添うべく、絶対にこの冠がついているものは気合いを入れて頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
伊集院:
怒られて、その倍くらい誉められてください。楽しみにしております。おめでとうございます。
企画/プロデューサー
日野 晃博 氏
レイトン教授と不思議な町/株式会社レベルファイブ
受賞者:
今回は、こういった賞をいただき、非常にうれしく思っています。今回、このタイトルは徹底的にライトユーザーに向けた作品にしようということで、スタッフのお母さんにもわかる作品にするというのがテーマで、開発の終盤では、うちのお母さんにはわかるけど、あなたのお母さんにはわかるか、みたいな揉め事が起こったりして、非常にライトユーザーに向けてのソフトというものの作り方について考えさせられたソフトでした。売る時に関しても、弊社としては初のパブリッシング作品ということで、よりインパクトをつけようということで、大泉洋さんとか堀北真希さんを起用して、携帯ゲーム機なので非常に聞き取りにくい環境で音を聞かれるという状況だとわかっていながら、高品質のアニメーションとか、そういった映像面にも力を入れてやって、結果としてこういった賞をいただき、セールスも伸ばすことができて、本当にうれしく思っています。
伊集院:
次の作品にも期待がかかりますけれども。
受賞者:
そうですね。今度はこういうかたちでユーザーの皆さんに評価していただいたので、次の作品では守りに入らず、さらに攻撃的な仕様にして、いい作品をまた作りたいと思っています。
伊集院:
はい。楽しみしております。おめでとうございます。
プロデューサー
竹内 潤 氏
ロスト プラネット エクストリーム コンディション/株式会社カプコン
受賞者:
ちょっと日本ではなかなか、こういうサードパーソンアクションシューティング、TPSと呼ばれるジャンルのものは成功しないと、周囲からも会社からもなかなか厳しい視線を浴びるタイトルだったんですが、今回、こういったかたちで受賞しまして、セールスのほうも日本産のTPSが世界に通じるということを証明できたことを、非常にうれしく思っております。
伊集院:
自分の仲間に、浅草キッドの水道橋博士という男がいまして、この男は僕と玉袋さんがゲームをやっていると、ゲームなんか何やってんだと、そんなことに時間を消費するなと言っていた男が、このゲームに今バカはまり中でございます。
受賞者:
ありがとうございます。なかなか日本でオンラインのこういう対戦ゲームは根づかなかったんですが、ちょっとオンラインゲーム、特にTPSのものにしては異例のオンラインユーザー数を集めておりまして、ファンの皆様に支えられているのかなというふうに、日々痛感しております。
伊集院:
どうもありがとうございました。おめでとうございました。
今回大賞に輝いた作品は2作品、去年に続きダブル授賞となりました。
各受賞者にはトロフィーが贈呈されました。
プレゼンター:選考委員会委員長 養老 孟司
ディレクター
嶋村 隆行 氏
<ユーザ代表>
柴田 梨奈 様(中央)
珠希 ちゃん(右)
麟太朗 君(左)
Wii Sports/任天堂株式会社
伊集院:
改めて喜びの声をお願いします。
受賞者:
本当に素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。
伊集院:
花束を渡していただいたユーザー代表にもちょっと声をいただきたいんですが…。お母さんがいいかな。
柴田様:
まだ娘は4歳なので、ゲームは無理かなと思っていたんですけれど、Wii Sportsはスポーツと同じ動きをすればできるので、すぐに覚えて、今は私よりもうまいくらいになってしまって、家族みんなで楽しんでいます。
受賞者:
スポーツの楽しいところを、エッセンスを抽出して、どんな方にでも、最初の5分で楽しんでいただけるということを目標にして作りましたので、このような小さなお子様だとか、ご家族で喜んでいただいているというのは、本当に心からうれしく思っております。ありがとうございます。
伊集院:
おめでとうございました。
プロデューサー
辻本 良三 氏
<ユーザ代表>(左より)
塚原 大二郎 様
郷原 健吾 様
若林 和希 様
モンスターハンターポータブル2nd/株式会社カプコン
伊集院:
まず、今の喜びの声をいただきましょうか。
受賞者:
本当に、本当にうれしいです。先ほどもちょっとお話させていただきましたが、今回のモンスターハンターポータブル2ndは、開発だけではなくて、開発以外の方にもご協力していただいて、もちろん社外の方にもかなりご協力していただいて、このゲームを皆様に伝えるためにいろいろご協力をいただいた方が、本当にたくさんおられます。まず、その方々にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。皆さんのご協力があってゲームが完成して、その後いろいろイベントもやらせていただいたんですが、実際に来場された方とお話をする機会が多くて、友達同士でやっているというのだけではなくて、例えば夫婦でやっているとか、カップルでやってますとか、兄弟でやってますとか、本当にいろいろなかたちでマルチプレイをしていただいているというのを実際に耳にすることができて、本当にうれしかったです。ありがとうございました。
伊集院:
多くのユーザーを代表して、ひとことお願いします。
塚原様:
このゲームは、リアルかつ繊細に描かれたモンスター同士のバトルはすごく迫力があって面白く、強大な敵たちは仲間と一緒に倒すことができ、とても面白かったです。
受賞者:
ありがとうございます。本当に遊んでほしいところを、すべて言っていただいたので、本当に作ってよかったと思いますし、こういった生の声がまた聞けて、より一層、次の励みになるなと感じてます。
伊集院:
ということで、喜びの声をいただきました。おめでとうございます。
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