携帯電話対応ゲームで最も重要となるのは、ルールと操作がシンプルで分かりやすいこと。
この作品は、地震に襲われた人を誘導して助けるという単純ルールと、方向キーとワンボタンで遊べるカンタン操作で、この要素を満たしています。
また、崩壊するビルから人々を助け出すというヒーロー体験は、プレイヤーに心地良い動機を与えます。
泣いてしまって動けなくなる少女や、逃げ足が遅く耳が遠いお婆さんなどのキャラクターはそれぞれの動きが避難口への誘導の仕方に影響を与えるという、ゲームに幅を与える役目を持っていて、プレイヤーの想像力をかき立てます。
非日常的ながらリアルなシチュエーションをシンプルにゲームに仕立てた点が評価されました。