発表授賞式講評

講評 人材育成部会 部会長 松原 健二

本日は受賞された皆様、誠におめでとうございます。

冒頭にご紹介がありましたように、今年は400を超える作品の中から、とても素晴らしい作品が集まった中から、皆様賞を受賞されました。 本当に応募して頂いた皆様に心から御礼申し上げます。また、審査に携わっていただいた方々、そして運営から今日の授賞式までご協力いただいた方々にも厚く御礼申し上げます。

私も最終審査の日に審査会場を訪れ、実際に最終審査の対象作品全てをプレイし、楽しませていただきました。

やはり、審査を行う方々は大変かと思いますが、テーマをどのように扱ってくるのか 「こんなテーマの扱い方もあるのか」といった新たな発見も審査の中でひとつの楽しみになっているのではないかと感じております。

人材育成部会は、昨年の4月に発足しまして、アマチュア部門をはじめとして様々な活動に取り組むと共に、これから人材を育成するためにどのような活動を行っていけばよいのかを議論してまいりました。

今日はその中で新しい取り組みについて、発表させていただきたいと思います。

来年より、日本ゲーム大賞に新しい部門を設置いたします。日本ゲーム大賞はアマチュア部門に加えて、U18部門を新設いたします。U18部門は18歳以下の小中高生を対象に、ゲーム制作を体験し、そして発表し、表彰し喜んでもらう、そのような機会を提供したいと思っております。

それが、将来のゲーム開発者の育成につながることだと思っております。

このU18部門の特徴としまして、予選会と決勝大会を実施いたします。また、作品の提出をし、作品を審査することに加え、この予選会・決勝大会においては当日プレゼンテーションを行っていただき、そのプレゼンテーションも審査を加えて表彰させていただきたいと思っております。

スケジュールは、まず11月に応募要項を発表し、エントリーを受付します。 作品制作期間は4月末までとなり、6月に予選会を実施します。

その後のもう一つの特徴としては、作品をブラッシュアップする期間を設けます。 予選大会を通じて得られたフィードバックを元にもう一度7月末に作品を提出していただき、8月に審査、そして、9月の東京ゲームショウの場において、U18の決勝大会を行ってまいりたいと思います。

このU18部門のキックオフとして、シンポジウムを開催いたします。 「集え!創れ!未来のゲームクリエイター~日本ゲーム大賞U18部門~」ということで11月12日に外苑前のTEPIAホールにて行います。こちらに来られる方はぜひ参加していただきたいと思っております。

今日受賞された方、そして応募された方は、「もっと前に出来ていれば応募したのに」と思うかもしれません。ぜひそう思って下さい。

皆さん達の後輩が、このU18部門にどんどん応募して、そしてアマチュア部門へそしてゲームクリエイターとして業界の中で活躍していただく。もう君たちの先輩はバリバリとゲーム業界の中で働いています。

そういう人たちがもっともっと活性していくために、私たちはこのU18部門を新設し若い世代からものづくりに携わり、エンターテインメントというゲームを作って、ものづくりの喜び、エンターテインメントを作る喜び、それを発表し褒められるという経験を通じて、よりゲーム開発者を育成したいという取り組みをしてまいります。

来年はまだまだ一回目ですので、様々な課題があるかと思います。たくさんの応募が来るのかという心配もあり、正直関係者はみんなハラハラしています。

でも、一生懸命スタッフと一緒にこのU18部門を設立し、盛り上げていきこのアマチュア部門も2007年から始まりましたけれども、お陰様で400を超える応募をいただけるようになりました。

こういった素晴らしい部門にU18部門も整えていきたいと、そのために私達、部会のメンバーも活動を続けてまいります。どうかここにいるメディアの方々、審査員の方々、そして何よりも応募された皆さんが、後輩にこんな機会ができたぞと紹介していただき、このU18部門もアマチュア部門も一緒に盛り上げていきたいと思います。 宜しくお願いいたします。

本日は受賞された皆様、本当におめでとうございました。

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