タイトル | トレースペーパー |
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プラットフォーム | PC |
学校名 | ECCコンピュータ専門学校 |
受賞者名 | トレース製紙工場 |
プレイヤーは、ステージの断片が描かれた薄い半透明な紙……いわゆるトレーシングペーパーを重ねて線をつなげ、スタートからゴールを目指します。
今年のテーマである“挟む”の活用法としては少々トリッキーですが、挟む順番を試行錯誤する思考性と、うまく挟んでゴールまで到達した際の爽快感がしっかり両立している、テーマを活かしたタイトルとして高く評価しました。
線は、複数枚を重ねてつなげるのですが、3枚目に重ねた線は色が薄くなり、キャラクターが歩ける&通り抜けもできるようになるという、トレーシングペーパーらしいギミックにも工夫が凝らされていました。
シンプルながらわかりやすく、遊びやすいデザインもまとまっています。
惜しむらしくは、トレーシングペーパーを挟む際に、どうしてもテンポが損なわれてしまうこと。テンポの強弱がもっとつけば、より快適に遊べそうです。今後の作品にも期待します。
Gzブレイン 林 克彦
トレーシングペーパー上に描かれた足場となるラインの上を進み、キャラクターをゴールまで導くアクションパズルゲーム。
使えるペーパーは最大4種類。スタートとゴールが描かれたペーパーが1枚目。
残りのペーパーには、それぞれ異なる足場のラインが書かれています。
ゴールするのに必要な足場の位置を考え、ペーパーを入れ替えて進む方向を変えたり、重ねて邪魔な足場を薄く透けさせて外したり、正しい順番でペーパーを入れ替え、挟まないとゴールできません。
「ペーパーを挟む」というアイデアを元に、「使用枚数の制限と挟む順番」をゲーム性に反映させた企画力に優れた作品です。
この度は大賞という名誉ある賞を貰い、ありがとう御座います。
今回のテーマである「はさむ」を他の作品と被らないように考えたのがトレースペーパーでした。
それでも制作している時にはこのゲームをこんなに評価してくれるなんて夢にも思っていませんでした。
此処まで来ることが出来たのは一緒に制作したチームの皆と、応援してくれた学校の皆や先生たち、そしてこのゲームを評価してくださった審査員の方々のおかげです。
本当にありがとう御座いました。