発表授賞式フューチャー部門

日本ゲーム大賞「フューチャー部門」は、東京ゲームショウ2017に出展された未発売タイトルより、ご来場いただきました皆様からの投票で選出された全作品の中から、「日本ゲーム大賞」選考委員会により10作品が今後が期待される作品として選出されました。

プレゼンター(50音順)

株式会社集英社
Vジャンプ 編集長
伊能 昭夫 氏

株式会社KADOKAWA
電撃PlayStation 編集長
西岡 美道 氏

株式会社Gzブレイン
週刊ファミ通 編集人・編集長
林 克彦 氏

フューチャー部門 受賞

Detroit Become Human

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント

ギヨーム・ド・フォンドミエール 氏
共同CEO 兼 エグゼクティブ・プロデューサー
(Quantic Dream)

ローカライズプロデューサー
石立 大介 氏

ローカライズスペシャリスト
谷口 新菜 氏

ギヨーム・ド・フォンドミエール 氏

『Detroit Become Human』という作品の開発会社である、パリにあるQuantic Dreamという会社の共同CEOで、この作品ではエグゼクティブプロデューサーを務めています、ギヨーム・ド・フォンドミエールと申します。

このような賞をいただけるとは思っていなかったので、大変光栄に思っております。
本当にありがとうございます。日本語版も含め、大変苦労して開発した甲斐があったと思います。

また、この東京ゲームショウに来てくださった皆さんに大変感謝いたします。そして、この開発において多大なご協力をいただいたパブリッシャーであるソニー・インタラクティブエンタテインメントの皆様、特に吉田修平さんとワールドワイド・スタジオの皆様にも感謝いたします。

この作品は、ストーリーや会話、その奥に隠された意味が非常に重要な作品です。そのような作品において、最高の日本語版を制作している私の両脇にいる谷口新菜さんと石立大介さんのお二人にも大変感謝いたします。本当にありがとうございます。

我々は、人の心に触れるようなゲームを目指して制作しており、東京をはじめ、世界中でこの作品を展示してきましたが、どの都市でもユーザーが同じような良いリアクションをしてくださることに非常に勇気づけられております。
また、プレイする人々の表情を見ると、世界中の異なる文化や国の人々でも人として共通して感じる部分があるようで、友情を築いたり、共感を得ることができるのではないかという希望を特に感じます。

アンドロイドをテーマにした作品というのは、SFでは昔から非常に人気がありますが、人間の視点から描いたものが多かったので、この作品に関しては、あえてアンドロイドの視点で物語を描いています。この作品をプレイしていただくと、なぜアンドロイドの視点で描く決断をしたのかご理解いただけるかと思います。人間性というものについては、実はそのほうがよく分かるのではと考えているからです。

なお、過去の作品に対するご意見として一番多かったのが、自分で物語の行方を変化させるような重要な選択肢が数多くあってほしいという要望でした。

私たちはその要望を重く受け止めて、非常に労力は掛かりますが、これまで私たちが作った中でも一番分岐が多く、一番変化に富んだストーリー体験を提供しようと開発当初に決めました。

もちろんエンディングの分岐もすごいですが、そこに至るまでの物語も非常に変化が多く、登場人物も250人ほどに至り、ストーリーの中で生き残る者もいれば死ぬ者もいます。

プレイヤーの体験としては非常に変化に富んだものとなりますし、その取り得るルート数というのは膨大な数になると思いますので、何回も何回もプレイできると思います。

どうぞご期待ください。本日はありがとうございました。

フューチャー部門 受賞

ドラゴンボール ファイターズ

株式会社バンダイナムコエンターテインメント

プロデューサー
広木 朋子 氏

受賞者

この度は素晴らしい賞をいただきまして、誠にありがとうございます。本当に嬉しいです。このような賞をいただけたのも、ドラゴンボールの関係者の方々、そして開発のアークシステムワークスさん、そして社内の『ドラゴンボール ファイターズ』チーム、そして何よりやはり熱い期待を寄せていただきましたユーザーの皆様のおかげだと思っております。

『ドラゴンボール ファイターズ』は、格闘ゲームで定評のあるアークシステムワークスさんが開発するドラゴンボールの登場キャラクターによる本格対戦格闘ゲームとなっております。

格闘ゲームはちょっと難しかったり、敷居が高いと感じているユーザーの方もいらっしゃるかと思いますが、本作は格闘ゲームの駆け引きや読み合いはそのままに、初心者でも楽しめる操作性になっております。

何より、このドラゴンボールという世界中に愛されるコンテンツのアニメ表現により、カジュアル層の方にも格闘ゲームの楽しさが分かる作品になっております。

これからも引き続きゲーム制作を進めてまいりたいと思いますので、応援の程よろしくお願いします。

フューチャー部門 受賞

モンスターハンター:ワールド

株式会社カプコン

プロデューサー
辻本 良三 氏

エグゼクティブ・ディレクター/
アートディレクター
藤岡 要 氏

ディレクター
徳田 優也 氏

辻本氏

『モンスターハンター:ワールド』のプロデューサーの辻本です。この度はこのような素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。

今回の東京ゲームショウでも、プレイするために多くの方に出展ブースまで足を運んでいただきまして本当にありがとうございます。逆にプレイできなかったという声も多数いただいておりますので、またプレイできる場を他にもご用意させていただこうと考えております。

このタイトルは来年の1月26日に発売を予定しており、発売に向けて大阪の開発チームも佳境となっております。賞をいただいたことによって、さらにチームのテンションが上がり、開発を進められると思いますので、このトロフィーをしっかり大阪に持ち帰って、みんなで喜びを分かち合いたいと思います。本当にありがとうございます。

藤岡氏

元々、『モンスターハンター』というのは、架空の世界をよりリアルに感じてもらえるように、色々な質感や表現、動きに非常にこだわって作ってきました。

今回は、マシンパワーのあるハード機での開発で、どこまで表現できるか自分たちにとって新たなチャレンジでした。そういう世界は映像では制作してきたので、デザイナーとも相談し、まずはその映像をそのままゲームとしてリアルタイムに動かすところから始めました。また、ゲームデザインも生き物同士が干渉し合ったりするなど、そういうものを利用できる環境をまず作ろうと一気に着手していきました。

なので、生き物の表現や空間づくりには、今回かなり自信を持って作っておりますし、ユーザーの皆さんにも感じていただきたい大きなポイントです。

辻本氏

今回の東京ゲームショウでも本当に多くの方にお越しいただいて、様々な反応をいただいております。発売に向けての最終仕上げの段階でさらにクオリティを上げるために、全力で頑張ってまいります。皆様の期待に応えられるようなゲームをお届けできるように頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

フューチャー部門 受賞

ラブプラス EVERY

株式会社コナミデジタルエンタテインメント

シニアプロデューサー
高清水 響 氏

受賞者

コナミデジタルエンタテインメントの高清水です。本作、『ラブプラス EVERY』のプロデューサーを務めております。

この度はこのような素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。この賞は、東京ゲームショウに来場された皆様方の投票を元に選んでいただけたということで非常に感慨深く、スタッフ一同、これから制作を進める上でさらにモチベーションを上げて進めていきたいと思っております。

また、会場のほうでVR展示を一部公開させていただきましたが、非常に多くの方々に楽しんでいただきました。残念ながらプレイできなかった方々には、別の形でファンの皆様に貢献できればと、検討を進めていきたいと思っております。

『ラブプラス』シリーズはニンテンドーDSのハードからスタートし、すでにニンテンドー3DS、ソーシャルゲームでも発売させていただいておりますが、今回、また新たに彼女達3人を身近に感じられる形として、東京ゲームショウの会場にてVR展示をさせていただいております。

今までの彼氏の皆様方や、これからまた新しく彼氏になってくださるユーザーの方々に向けて、彼女達との出会いや告白、日々のデートであったりと、365日を彼女達と過ごせるような、そして彼女達3人の魅力を存分に込めた作品を現在制作中ですので、発売日を心待ちにしていただければと思います。本日はありがとうございました。

フューチャー部門 受賞

巨影都市

株式会社バンダイナムコエンターテインメント

プロデューサー
塚中 健介 氏

受賞者

バンダイナムコエンターテインメントの塚中と申します。本作、『巨影都市』ではプロデューサーを務めております。

今回はこのような賞をいただきまして、率直に驚いております。ようやく喜びが実感に変わりつつあるといったところでございます。

まずは、この場をお借りいたしまして、この『巨影都市』のプロジェクトを実現させるにあたり、多大なご協力を賜りました各社版権元の皆様、開発を担当していただいておりますグランゼーラのゲームディレクター九条一馬様、そしてスタッフの皆様、『巨影都市』のプロジェクトに携わっていただいた社内外の関係者の皆様、そして弊社のブースでも主題歌を披露していただきました飯田舞様、そして主題歌を作曲いただきましたHeart’s Cryの皆様にお礼を申し上げたいと思います。

そして何よりも、『巨影都市』に多くのご期待をいただいて、投票していただいたユーザーの皆様にお礼を申し上げたいと思います。誠にありがとうございます。

私たちが憧れ、熱中した特撮作品やロボットアニメーション作品には、しばしば巨大なヒーローであったり、巨大な怪獣、ロボットであったり、そういった巨大なキャラクターが登場し、そのスケール差に我々は畏怖を感じたり、そこに焦燥感を禁じ得なかったり、そのようなシチュエーションに興奮したりといったことがあります。

この『巨影都市』ではそういったシチュエーションを自らが体験できる作品となっております。様々な巨大なキャラクターが登場する中、プレイヤーは一市民としてこの街を生き延びるための術を探していく、SFサバイバル・アクションアドベンチャーゲームとなっております。

巨影に対してプレイヤーができることは非常に少なく、巨大なキャラクターと戦ったりすることができるわけではないですが、こういった街中をサバイバルすることに対して面白さを感じていただけたらと思っております。この物語の主人公はヒーローではなく、あなたとなります。

本日は誠にありがとうございました。

フューチャー部門 受賞

真・三國無双8

株式会社コーエーテクモゲームス

プロデューサー
鈴木 亮浩 氏

受賞者

コーエーテクモゲームスの鈴木亮浩です。本作、『真・三國無双8』でプロデューサーを務めております。

私は長くこの業界に勤めており、東京ゲームショウでも今まで数多くの作品を展示してきましたが、今回フューチャー部門を受賞するのは実は初めてなので、非常に嬉しく思っております。この場を借りまして、まずは開発スタッフに感謝を述べたいと思います。ありがとうございます。それから投票してくださったファンの皆様、本当にありがとうございます。これからも応援をよろしくお願いいたします。

本作、『真・三國無双8』は、シリーズ8作目にしてシステムを大きく変更しました。オープンワールドに挑戦するという大きなチャレンジをしています。そしてアクションシステムも一新し、全て一から作り直す覚悟で作り上げております。

オープンワールドへの挑戦にあたり、中国大陸を1枚マップで表現し、ユーザーが自由に移動し、その中で目的を自由に見つけて、自由に攻略を組み立てていくという、非常に新しい『真・三國無双』のかたちを作り上げております。

まだ発売日は発表できておりませんが、開発スタッフ一同、品質を最高レベルにまで上げて皆様の元にお届けしたいと、頑張っておりますので、いましばらくお待ちいただきたいと思います。

本日は誠にありがとうございました。

フューチャー部門 受賞

英雄伝説 閃の軌跡III

日本ファルコム株式会社

広報担当
稲垣 貴士 氏

受賞者

日本ファルコムの広報を担当しております、稲垣と申します。

この度はこのような素晴らしい賞をいただくことができて、大変感激しております。今回受賞したタイトルは『閃の軌跡III』ですが、2013年に『閃の軌跡』、それから2014年に『閃の軌跡Ⅱ』でも受賞しておりまして、『閃の軌跡』シリーズとしては今回で3作目の受賞となり、シリーズを通して全てフューチャー部門を受賞しております。

これもひとえに『軌跡』シリーズを応援していただいているファンの皆様、それからこの東京ゲームショウ会場で、『閃の軌跡III』に投票していただいたお客様あってのことだと思っております。この場をお借りして、スタッフを代表してお礼申し上げます。ありがとうございます。

こちらの『軌跡』シリーズは、2004年から13年続いており、1作目から続いている様々な伏線や謎が、今回の『閃の軌跡III』でいよいよ明らかになってきます。13年越しに明らかになる謎により、様々な展開が待っています。

特に今回はシリーズ最新作ということで、初のPlayStation4の作品となっております。戦闘システムや数々のやり込み要素など、本当にぎっしりと詰め込んだ内容になっておりますので、シリーズファンの方だけではなく、RPGに興味がある方もぜひこの機会に『閃の軌跡III』をお楽しみいただければと思います。

本日は誠にありがとうございました。

フューチャー部門 受賞

ファイアーエムブレム無双

株式会社コーエーテクモゲームス

プロデューサー
早矢仕 洋介 氏

受賞者

『ファイアーエムブレム無双』のプロデューサーを担当しておりますコーエーテクモゲームスの早矢仕洋介です。

『ファイアーエムブレム無双』というタイトルは、ファンの皆さんから『無双』化してほしいタイトルとして、ずっと前から名前が挙がっていたタイトルです。今回タイミング良く任天堂さん、インテリジェントシステムズさんとぜひやりましょうということで、実現しました。

以前からそのような期待の声があったということで、「こういうゲームを求めていた」とファンの皆さんの期待に応えられるように、開発一同、色々と試行錯誤し、苦しんでここまで開発してまいりました。

それがこのように受賞という形で期待に応えられるゲームとして、皆さんに見ていただけているのかと思うと非常に嬉しいです。来週発売なので、ぜひ皆さんで手に取って確かめていただきたいのと、開発のスタッフの皆さんは本当にお疲れ様でした。そして、投票いただいたファンの皆さん、ありがとうございます。

フューチャー部門 受賞

PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS

DMM GAMES / PUBG Corporation

DMM GAMES PUBGプロデューサー
稲垣 順太 氏

受賞者

DMM GAMESの稲垣と申します。DMM版の『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』のプロデューサーをさせていただいております。

本来であれば開発会社のPUBG Corporation様と一緒にこの場に立ちたかったのですが、どうしても時間が合わなかったということで、私が代理として登壇させていただきました。投票してくださった皆さん、全ての『PUBG』ユーザーの皆様、ありがとうございます。本当に嬉しいです。

『PUBG』は今年の3月に早期アクセスを開始しまして、全世界で1300万本のセールスを達成し、同時アクセス数も134万を達成したということで、大人気のゲームになっております。

ゲーム自体は最大100人で遊ぶことができ、最後まで勝ち抜いて1人になるまで楽しむというゲームになっております。視点としてもTPSモードとFPSモードの両方で楽しめますので、皆さんも自由に遊んでいただければと思っております。よろしくお願いします。

フューチャー部門 受賞

DISSIDIA FINAL FANTASY NT

株式会社スクウェア・エニックス

プロデューサー
間 一朗 氏

受賞者

本作のプロデューサーを担当しております、間(はざま)と申します。

本作は、『DISSIDIA FINAL FANTASY』シリーズ3作目になりますが、実は過去2作品ともこのフューチャー部門を受賞しておりまして、今回受賞できなかったらどうしようと、正直昨日までずっとドキドキしておりました。結果として賞をいただくことができまして、非常に光栄です。

また、ユーザーの皆さんからご投票いただいた結果、賞をいただくことができたということは、作品に対して評価をいただいたとイコールだと思っております。我々は何よりもそれが嬉しく、大変励みになります。

発売が1月11日となっておりますので、ここから先も緩むことなく、しっかりと良い作品としてユーザーの皆さんにお届けしたいと思います。ありがとうございました。

式次第へ戻る

ページ上部へ戻る