主催者代表挨拶
会長 岡村 秀樹
「日本ゲーム大賞2015 経済産業大臣賞・年間作品部門 」
発表授賞式にお集まりいただきまして、誠に有難う御座います。
本日より東京ゲームショウ2015が始まりましたが、
今年は過去最大の480社に出展いただいております。
また、その内の半数以上が、海外からとなっており、
日本国内の出展社数を上回っております。
初回開催となった1996年からの19年間の歴史を振り返りますと、
当協会をはじめ、東京ゲームショウそのものが、その時々の
時代性を取り込みつつ進化しながらその規模を拡大し、
ワールドワイドなコンベンションとして発展してまいりました。
その成果が今回のゲームショウに、凝縮されていると感じております。
一方でこの日本ゲーム大賞も今回で19年目を迎え、第1回目からその時代を象徴し、
日本のゲーム産業の発展に資するような作品を数多く、表彰してまいりました。
この後発表させていただきますが、今回は全部門であわせて20作品を選考させていただいております。
私はかねてから、日本のゲーム産業が大きく発展してきた要因は、
ユーザーの皆様に依るところが非常に大きいと感じております。
一つは、ユーザーの皆様がゲームに求めるクオリティや要求基準の厳しさ。
もう一つは、クオリティの高いゲームへの対価は惜しまないという点。
こうしたユーザーの皆様のゲームに対する意識の高さこそが、クリエイターの切磋琢磨を促し、
良質なコンテンツを毎年、世に送り出させる原動力となっているのではないかと思っております。
また、今回の東京ゲームショウが過去最大の海外出展社数に至った点からも見て取れるように、
海外のゲームメーカーが、日本のマーケット、ユーザーに熱い視線を送る要因も
この点にあるのではないでしょうか。
このように世界が注目する日本のマーケットで選出される、日本ゲーム大賞の受賞作品に対して、
惜しみない拍手をお贈りしたいと思いますし、受賞された方は、また次の制作にむけての励みにして
いただきたいと思います。
冒頭でございますので、簡単ではございますが当協会を代表致しましてのご挨拶とさせていただきます。
それでは早速、発表授賞式に移らせていただきます。
皆さん期待を持って見守りましょう。
どうぞよろしくお願い致します。