作 品 概 要 |
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選 考 理 由 |
20代後半から30代のかつてのゲームファンの心を動かし、ゲームへの回帰ブームを起こしただけでなく、前作を知らない世代へも、ゲームの本質な面白さを伝え、新たな作品として支持された点。
ゲームの新たな売り方を示し、業界の活性化にも貢献した点が、選考委員会で評価され、特別賞の受賞となりました。
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この作品について |
2003年夏、ファミリーコンピュータ生誕20周年を記念しましてゲームボーイアドバンスSPファミコンバージョンの当たるプレゼントキャンペーンを行いましたところ、1,000名の対象者に対し、実に20万人を超えるご応募をいただき、さらにその本体とスーパーマリオブラザーズ復刻版のセットが3,000名に当たるキャンペーンでも非常に高い反響を頂きました。そういった声にお応えする形で「ファミコン」カラーのゲームボーイアドバンスSPを新たに制作し、ソフトラインナップを揃え、第1弾の発売を決定いたしました。
その第1弾も発売直後には100万本を超える販売となり、大変大きな反響を頂きました。一方で多くのお客様から第1弾に留まらずシリーズ化してほしいとのご要望を頂きましたので、ファミコンソフトの中から新たに10タイトルを選定し、第2弾として発売を決定いたしました。第2弾につきましては誰でも簡単にプレイできるもの、対戦プレイが楽しいものを中心にラインナップしております。
また、数多くのお客様より1986年2月に発売されましたファミリーコンピュータ ディスクシステムのソフトもシリーズとして発売してほしい、とのご要望を頂いておりましたので、ディスクシステムならではのテキストアドベンチャーゲームなど、今遊んでも十分楽しいものを中心に10タイトルを選定し発売致しました。
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ゲーム制作者のコメント |
「ファミコンミニ」に注目していただき特別賞をいただきました事、本当にありがとうございます。社内の各部署の関係者も皆喜んでいることと思います。企画を立てました私自身、20年前にファミリーコンピュータやディスクシステムの立ち上げに携わった者として非常に感慨深いです。
今では、単なる過去の資産となっていたファミコンソフトを、パッケージのアイディアと、ゲームの再現性にこだわった事で、皆様に喜んでもらえる形で生き返らせる事ができ、また、最近ゲームから離れていた、特に20代後半〜30代の方々の心を動かす事ができたのではないかと思っております。任天堂にとって皆様と共に歩んできたあっという間の20年でしたが、皆様の成長と共に懐かしさを感じさせるに充分な時間が経過していた事がわかります。この様な形で私共の作品を評価して頂いて非常に光栄に思います。
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