まず、見た瞬間から、「おっ!」と目を惹くインパクトがありました。
ゲーム自体はオーソドックスなRPGなのですが、卓越した世界観。
そして、それを表現する演出と作りこみ。感動しました。
ゲームというとまず遊びのルールと考えがちですが、ゲームというものはトータルエンタティンメントです。
ゲームの遊びはもちろん、グラフィック、サウンド、シナリオ。
そしてそれをまとめるのが、世界観の構築です。
このノートに書かれたという世界観は、とてもユーモラスでデジタルではない温かみを表現しています。
また、消しゴムで絵を消したときに、カスが残るといった細部に至るまでの心憎い演出。
先の展開がまったく読めない奇想天外なストーリー展開は、想像をかきたて期待感で溢れています。
プレイヤーに飽きずにプレイしてもらいたいという、制作者の気持ちがすごく伝わってくる作品です。