受賞作品

アマチュア大賞
 

バトルクエスト

バトルクエスト
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タ イ ト ル
 バトルクエスト
プラットフォーム
 PC

所   属

 コンピュータ総合学園HAL
受 賞 者
 中村 健太

まず、見た瞬間から、「おっ!」と目を惹くインパクトがありました。
ゲーム自体はオーソドックスなRPGなのですが、卓越した世界観。
そして、それを表現する演出と作りこみ。感動しました。

ゲームというとまず遊びのルールと考えがちですが、ゲームというものはトータルエンタティンメントです。
ゲームの遊びはもちろん、グラフィック、サウンド、シナリオ。
そしてそれをまとめるのが、世界観の構築です。
このノートに書かれたという世界観は、とてもユーモラスでデジタルではない温かみを表現しています。
また、消しゴムで絵を消したときに、カスが残るといった細部に至るまでの心憎い演出。

先の展開がまったく読めない奇想天外なストーリー展開は、想像をかきたて期待感で溢れています。
プレイヤーに飽きずにプレイしてもらいたいという、制作者の気持ちがすごく伝わってくる作品です。


教室、机、鉛筆、そしてノート。机に向かい合わせて始まる手作りの大冒険。
少年がノートに書きとめた落書が、ゲームの世界に。
鉛筆で書かれたコミック風のゲーム画面は、消しゴムで落とし穴が出現したり、
突如、鉛筆が登場し、はしごが画面に現れるなど、ゲームの楽しさを増す変化がいっぱい。
更には、モンスターとのバトルやアイテム収集など。
ページをめくるたびにワクワク、ドキドキする奇想天外なストーリー。

でもどこか懐かしさと温かみを感じさせる作品です。
バトルクエスト

このような素晴らしい賞を頂き、メンバー一同、大変光栄に思っております。

「バトルクエスト」は、ゲームプランナー志望の学生3人が中心となって制作いたしました。プログラムも打てない、絵も描けない、音も作れない3人でしたが、その分アイディアだけは溢れており、頭の中で出来上がっていったアイディア満載のゲームを、それぞれが周りの多くの方々に協力して頂きながら1つ1つ画面に移していき、なんとか遊べる形にまで制作できたことを誇りに思います。

こうして作り上げていった机の上の世界観は、まだまだ発展途上で、手を加えれば加えるだけ面白いものになっていく確信があり、またどこかで続きを作っていける日を思って、更にアイディアを膨らませています。

この度は、本当にありがとうございました。
 
 

バトルクエスト